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ベルク・カッツェの編集履歴

2024-01-05 08:48:04 バージョン

ベルク・カッツェ

べるくかっつぇ

ベルク・カッツェとは、アニメ「科学忍者隊ガッチャマン」に登場するキャラクターである。

CV:寺島幹夫

概要

科学忍者隊ガッチャマン」にて、科学忍者隊と敵対する組織・ギャラクターの幹部としてガッチャマンら科学忍者隊と幾度も戦うことになる。

甲高い声が特徴で、特技は変装。その腕前は老若男女を問わずに完璧に変装が可能なレベルで、これを作戦に活用して科学忍者隊を何度も出し抜いている。

窮地に陥っては部下を見捨てて脱出するため人望は薄く、総裁Xからは「幹部が始末しようと相談している」と言われたこともある。しかし、脱出の手際自体は見事なもので、登場メカには必ずと言っていいほどカッツェ専用の脱出ポッドが搭載されており、ことごとく科学忍者隊から逃げおおせている。

ガッチャマンことG1号・大鷲の健とは何度か肉弾戦を繰り広げたが、終盤に向かうにつれて一方的に叩きのめされるようになってゆく。これには中盤・志半ばで散った同志の無念も関係しているのかもしれない…。


実は彼には重大な秘密があり、作中にはいくつもの伏線が散りばめられている。彼の正体を探ることを目的として展開するエピソードもいくつかあるが、その正体は終盤になって明かされることになる。


毎回作戦を立てては科学忍者隊に阻止され、ギャラクターの首領・総裁Xに叱責される、というのが定番で、科学忍者隊のメンバーからも間抜け呼ばわりされている。それにもかかわらず総裁Xから重用されているのは前述の秘密によるところが大きい。

しかし、一度は科学忍者隊を倒したり(第67話など)、まんまと科学忍者隊を出し抜いて作戦を成功させたり(第77話)とそこまで間抜けというわけではなく、成果を上げることもある。

終盤に総裁Xが彼を見かねて作戦を立てた時は科学忍者隊を手こずらせたが、これは科学忍者隊のメンバーの不調によるもので、全快の状態なら科学忍法・竜巻ファイターであっさり脱出されており、カッツェ自身も「こんな作戦で(科学忍者隊を)倒せていれば苦労はしない」と漏らしているあたり、作戦立案に関してはギャラクターでもトップレベルであると言えるだろう。

特に第77話では科学忍者隊にも完敗と言わしめたほどの見事な勝利を果たし、第88話においても自身の過去にまつわる資料や秘密を知る教授の抹殺に成功している。なお、両作戦とも部下を使った時間稼ぎのうえでのものであり、部下を使った陽動作戦においては優れた成果を上げることが多い。


ギャラクターには「任務遂行が絶対であり、情は捨てる」という鉄の掟があり、なかには時間稼ぎのために自爆する隊員もいる(第88話)。これはギャラクターの家系に生まれた者全員が守らなくてはならず、第31話や前述の第88話ではギャラクターの隊員がそのことを語るシーンがある。

それを踏まえて考えると、前述した部下を見捨てて脱出するという行動は実はギャラクターの信念に則したものであると考えられる。

そんなカッツェも鉄獣メカの開発者オガワラー博士には頭が上がらず、逆にオガワラー博士から叱責される程であった。


OVA・GATCHAMAN

声優は男性体が故・塩沢兼人氏が、女性体は折笠愛女史がそれぞれ担当した。

大まかな展開はオリジナル版と同様であるが、男性体は塩沢氏の中性的で妖艶な演技が話題となった。オリジナル版とは異なり、ガッチャマン達の手で決着が付けられる。


「おはよう忍者隊ガッチャマン」

オネエ口調でしゃべるキャラクターとして登場(原典では声が甲高いだけで、オネエ口調ではない)し、おはよう忍者隊と敵対している。

とは言っても、おはよう忍者隊と戦うシーンは少なく、ベルク・カッツェとギャラクターの隊員たちのみで進行する話も多い(おはよう忍者隊だけで進行する話もあり、出ないことも多い)。

視聴者の方から実際に届いたハガキの内容に答えるというベルク・カッツェの気ままにBAD MORNINGなるコーナーも受け持っている。


ギャラクターに入る前はバンドをやっていたらしく、本人曰くQUEENとエルトン・ジョンとジョージ・マイケルを足して三で割ったものだったらしい。楽曲には「カッツェにシンドバッド」(「勝手にシンドバッド」のパロディ)というものがある。筋肉質な男性が好みらしく、多くのデータを所有している。


隊員への給料の支払いを渋るほどケチな性格をしており、給料の前払いを迫られた時には原典よろしく脱出ポッドで逃走したことも。

それゆえ原典同様に人望は薄いようで、部下たちには2ちゃんねるでスレッドを立てられたり、彼が敵の携帯電話用ゲームを開発されたりといった扱いを受けている。隊員たちの労働条件が悪いこともあり、中には彼の極秘情報を盗んでそれを手土産におはよう忍者隊に寝返ろうとした部下もいる(極秘情報の中身は前述した男性の写真の大量の切り抜きであった)。また、高台から突き落とされたりしたこともあり、もはや暗殺されかかっているといっても良い状況にあるのかもしれない。


「ガッチャマンクラウズ」

ベルク・カッツェ(ガッチャマンクラウズ)

ピクシブ内では「ベルク・カッツェ」というタグは、このキャラを指す場合が支配的になりつつある。


関連イラスト

ベルクカッツェ様。222

関連タグ

科学忍者隊ガッチャマン


別名・表記ゆれ

ベルクカッツェ

































この先は科学忍者隊ガッチャマンのベルク・カッツェのネタバレ


88話ではのローデンベルク刑務所にいる男が所持していた写真と焼けてボロボロの記録を南部博士は科学忍者隊に見せた。

写真にはベルク・カッツェと瓜二つでこれまで科学忍者隊を苦しめたギャラクターの女隊長の成長記録の写真の裏にはベルク・カッツェと書かれており、学生時代の記録では知能多数が280であり、我々の知能多数の3倍である天才児であることが発覚。

科学忍者隊は女隊長のことを調べるべく、当時のことを知っているハワード教授に会い、1年おきに別の学校へ交互に転学を繰り返していたこと、ハワード教授の話によるとその女隊長の転校先のヒューム教授からの話では普通以下の成績で性別が男だったことを突き止めたが、ギャラクターは口封じのためにハワード教授はミサイルに打ち込まれていまい、ヒューム教授はベルク・カッツェの手により抹殺されてしまった。


これにより科学忍者隊にはベルク・カッツェの正体は行方が掴めず、真相は謎のままだったが………



























更なるネタバレ(科学忍者隊ガッチャマン)


102話で南部博士は独自にカッツェの正体を突き止め、ギャラクターの女隊長もベルク・カッツェであることを突き止めた。

ベルク・カッツェの正体は男でもなければ女でもなく、一つの体に男と女が入り込んだミュータントである。

本来ベルク・カッツェは男女の双子として生まれるはずだったが、総裁Xの手によって一つのミュータントとして、ヒマラヤ山脈麓の寒村で生まれた。

知能多数が高かったのもそのため、南部博士曰く、天才でもなんでもなく、二人分の細胞がある故のこと。

1年ごとに転校したのも幼少期は細胞が安定せず、ほぼ一年ごとに性別が入れ替わっていたため、奇異や嫌悪する人目を避け、隠れるように生きてきた。思春期が過ぎ、成長が安定したころには自分の意思で性別を入れ替えることができるようになっていた。

南部博士もこのことを突き止めたが総裁Xの手によってベルク•カッツェが何故にミュータントとしてこの世に誕生したことまでは知らなかった。

正体が暴かれたベルク・カッツェは自信を生み出したのは総裁Xであることを科学忍者隊や南部博士に明かした。

この一件で科学忍者隊や南部博士にギャラクターの真の黒幕が総裁Xだということが判明した。

上記の通り、望まぬ姿でこの世に生を受け、奇異の目や揶揄に晒され続けたために強い劣等感を抱き続けてきた。

己の運命を受け入れるためには「自分は選ばれた特別な存在」と信じ、思い込み、それを肯定・証明する必要があった。その意思は正義ではなく悪の道に向けられ、悪の組織ギャラクターの一員となり、類い稀な頭脳を用いて幹部に昇進。やがて首領の地位に就いた。

















  




結末(科学忍者隊ガッチャマン)


総裁Xの故郷であるアンドロメダ星雲の中にあるセレクトロ星が既に消滅していたことを知り、総裁Xはその真相を探るべくアンドロメダ星雲への帰還を決意し、用済みとなった地球をブラックホール作戦を使い、消し炭にすることをカッツェに言わず、カッツェに見限りと礼の言葉を残し、地球を去った。

上記の生い立ちもあり、自身も知らなかった総裁Xの作戦や見限られたことにより彼は悲しみの涙に人間として生まれたかったと言い、地球消滅が止められないと思い込んみ、絶望した彼は自暴自棄になり、己が身を呪う発言をしながら最後はマグマへとその身を投げ出す。(なおこのブラックホール作戦に使用した機会は前回のコンドルのジョーとの対決で彼が投げた羽手裏剣により、歯車と絡み合ったことで阻止することができた。)


余談


上記の通り、悲しい生い立ちから残酷な運命や最後のこともあい、ある意味おはよう忍者隊のベルク•カッツェは救われている。


真の関連タグ


あしゅら男爵 ハイネスデューク_ラセツ :こちらも一つの体に男女の性別を持っていること、敵組織の幹部が共通している。ただし、ベルク•カッツェとは違い常に男女の性別の2つの人格を持っている。


ムルムクスモン :こちらもカッツェ同様、姿 自由自在に使えることができる敵キャラクター。

ただし、こちらは劇場版のラスボスであり、姿を自由自在に使える点は変身能力に近い。

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