概要
主な使用者は東堂葵。
手を叩く事で、術式範囲内にある一定以上の呪力を持った物体の位置を入れ替える術式。
対象は生物のみならず呪具や呪骸、呪力を込めた無機物にも適用され、東堂自身も含む。
作中の描写から、入れ替える対象の持っている慣性をどちらに付与するかも切り替えられる模様(交流会では投げ飛ばされた東堂が入れ替わり後は静止しており、渋谷事変では吹き飛んでいる真人が入れ替わり後もそのまま吹き飛び続けた)。
入れ替えは術者の意思で行う為、わざと入れ替えをしない(ブラフをかける)事も可能なうえ、発動条件の「手を叩く」は自らの手同士である必要はないため、例えば他者の、それこそ目の前の敵の手を叩いても入れ替えを行うことが出来る。
さらに、術式効果が呪力防御や高速移動などでは対処出来ずほぼ必中な点と術式自体に攻撃力が一切無い点から、「術式の開示」によるメリットがほぼ皆無であることを逆手に取り、「嘘の術式開示」によって相手を撹乱する情報戦すら可能。
総じて発動条件が簡単でインターバルや回数制限などもなく連発が可能なので、詳細がバレたところで対処しようがなく、拍手の度に相手は術式を発動したのか判断するために意識を取られるなど、戦闘能力では非力だが総合的にはかなり強力な術式。