「パンサー!ボンバー!サンダー!ファイター!ライザー!ハイパー!ダーーダーー!」
「キレがすごい……!」
2020年6月〈フェアリーガラ~春を呼ぶ妖精たちの祝祭~〉ジャミルSRストーリーより
概要
スカラビア寮のジャミル・バイパーとイグニハイド寮のイデア・シュラウドのコンビタグ。
なお、二人の共通の知り合いとしてジャミルと同じクラスであり、イデアと同じ部活のアズールがいる。
フェアリーガラにて※ネタバレ注意
『ガラクチュール』ジャミルSR、レオナSSRストーリーのネタバレを含みます
フェアリーガラ前夜。ショーのために練習に励むガラ組だったが、ヴィルからの評価は芳しくなかった。それでも自分は問題ないと思っていたジャミルだったが、ヴィルから「正直、今は3人の中でアンタが一番ひどいわ」と注意されてしまう。「ジャミルのダンスには観客を引き込むものがない。アンタに足りないものがなにか、わかる?」と聞かれ、答えられず黙ってしまうジャミル。しかし、「ヴィル先輩、少し時間をくれませんか。自分の力で答えを見つけたいんです」と頼み、体を動かしながら考えようと一人ポールルームを離れ中庭に向かう。
一方その頃、イデアは中庭でオタ芸をしていた。
「パンサー!ボンバー!サンダー!ファイター!ライザー!ハイパー!ダーーダーー!」
「あれは……イグニハイド寮のイデア先輩。掛け声とともに上半身を捻って光る棒を、振り回している?」
「奇妙な踊りだな」と訝しみながらも、「だが振り付けのキレがすごい……!見ているこっちも、身体を動かしたくなる!」と食いつくジャミル。そして『がけも』のライブは最高ですな、と呟いたイデアの一言からがけもについて調べる。
『がけも』とは。
正式名称は崖っぷちもいらす。「運命の糸で結ばれた、3人の女の子によるアイドルユニット。彼女たちのパフォーマンスはファンのみならず見る者すべてを楽しませる。ちなみにメンバー全員が年齢非公開。シワが目立つが、ファンは見て見ぬフリを貫いている……」
「アイドルはどうでもいいが、あの踊りは気になる」そう思い、イデアに声をかけるジャミル。がけものワードを出して会話に成功するものの、『打ち』を知らないジャミルにイデアは 「し、知らない?そっか、やっぱり知らないか……。間違いない。にわかですね、はい。ライブを体験せずに知ったかぶりなんて滑稽ですわ。拙者たちが『がけも』に向けて打つことでライブに最高の一体感が生まれるというのに。はぁ〜これだからにわかは。自分たちがコンテンツを衰退させる元凶ってことに、気づいてもいないのか」 と態度を豹変させる。
(なぜ急に上から目線になるんだ)と戸惑うジャミルだったが、(まあいい……[中略]一心不乱に打つイデア先輩の熱い気持ちが俺に届いたのは事実だ)と考え、
「イデア先輩」
「なに?」
「俺に、『打ち方』を教えてください」
「……は? どういう展開!?」
そしてフェアリーガラ当日。そこには自信満々に会場に立ち、ダンスで妖精を魅了するジャミルの姿が……。
(イデア先輩と何度も打ってようやく理解できた)
(完璧に踊るだけじゃ、ショーはダメなんだ。必要なのは、見ている人をも引き込む……)
(パッションだ!!!)
(さあみんな……盛り上がれ!俺のダンスで、1つになろう!)
「……い、いいぞジャミル氏。みんなと一緒に汗を流す姿、輝いてますぞ……!」
また、レオナSSRパソスト3話でも、イデアが教室で「いい調子ですぞジャミル殿……!」と声援を送っている様子が見れる。
設定資料集を見るに、単に表記揺れではなく「ジャミル氏/ジャミル殿」と両方の呼称が載っていたため、なにかしらの使い分けがあるのかもしれない。なお、今のところイデアから「殿」で呼ばれているキャラはジャミルだけである(2021.1.21時点)。
メインストーリー、イベント、各種パソスト(ネタバレ注意)
ジャミルSR『ガラ・クチュール』
上記の通り。
イデアSSR『ユニオンバースデー』
2話にて「無人島に1人連れて行くなら、誰を選びますか?ただし、同じ寮の人は除く」と質問されたイデアが、熟考の末「…………あ、ジャミル氏はわりとアリかも?」と回答。イデア曰く「顔を見れば挨拶してくれるし、ウザ絡みしてくるわけじゃないから、距離感的にはセーフかな。」との事。身体能力・分析能力も無人島脱出RTAの攻略メンバーに適しているだろうと評価している。
余談
ちなみに二人の元ネタはテレビシリーズのヘラクレスにて共演を果たしており、『ジャフィー』と愛称で呼ぶほど仲が良いらしい。
そのためかジャミルのユニオンバースデーで転寮するならイグニハイドと言っている。