給食部(ブルーアーカイブ)
きゅうしょくぶ
活動自体は真っ当な部活の一つで、学園生たちの給食を作ることを活動内容としている。部のエンブレムはお茶碗に山盛りのご飯と、手前に揃えられた一膳の箸。
判明している部員は愛清フウカと牛牧ジュリ。先生の訪問時は大抵、学園の第8学生食堂で待ち合わせている。
部長を務めるフウカの料理人としての腕前はかなりのものだが、調理に関わると料理をおかしくしてしまうジュリが下ごしらえ以外では実質的な戦力外になるという深刻な人手不足に加えて、予算と時間も限られる中で質より量をとらざるを得ない環境もあって、千人単位の生徒を相手にするとどうしても味は落ちがち。同校でも悪食で有名なイズミすら、ゲヘナの給食については「全然美味しくない」と評している。
ただし学食を利用する生徒たちも、自身の不注意や大雑把さで台無しにした食事についてクレームを入れたりするらしく、部としての活動は概ねハードモード。
厨房を含めて食堂全体の手入れは行き届いているため、衛生管理には問題ないはずなのだが、調査員自身が原因不明の食中毒に見舞われたせいで部の評価を落とし、予算を削減された悲しい過去がある。
バレンタインイベントでは校内に畑を整備している事が明らかになっており、カカオのような作物まで育てている。
ジュリのメモリアルロビーでは食堂の裏手を農業用地にしている事がわかり、火山のあるゲヘナの土地柄が作物の生育に適しているという背景も語られている。何かと問題の多いゲヘナで食材の確保が滞ることのないように、給食で使うものの一部を自前で生産しているらしい。
保有車両
- トラック
- オレンジ色と白色に塗装された車体のボンネットに「給食」の二文字を冠したバナーを括りつけた、オープントップの四輪駆動車。ナンバーは「き 65-19」。平たい箱のような車体の両脇に予備タイヤを抱えた姿から、第二次世界大戦期のドイツで生産された輸送用の重統制型乗用車・ホルヒ108の初期型がモデルと思われる。元ネタはもちろん左ハンドルだが、給食部の車両は右ハンドル車としてアレンジされている。荷台の部分に調理用の機材を積んでおり、キッチンカーとしても運用できる様子。
- フウカが一人で運転しているところを美食研究会にたびたび強奪されており、持ち主を荷台へ押し込んで逃走のアシに使われている。劇中で少なくとも二度はオシャカになっている不憫な自動車であり、『ブルアカ』でのカーアクションの代表格。
- なお限定グッズとしてミニカーになっており、例によって美食研究会と巻き添えになったフウカのアクリルフィギュアが付属している。これで劇中美食研究会に強奪された姿を再現できるようになっている。
- スクーター
- 自転車
- ピンク色のシンプルなシティサイクル。車体には給食部のステッカーが適当に貼られている。トラック喪失後の輸送量を補うためにこちらも過積載上等で、スクーターにロープで牽引されたりしている。
イベント「革命のイワン・クパーラ 髭とプリンとレッドウィンター」にて同校の給食部が登場。招いた先生を連れて校内を視察するチェリノを給食部の部長が出迎えている。
祝祭を控えてプリンの生産量増加を指示される一方、食材の量は据え置きという無理難題を吹っ掛けられていたらしく、オーダーに応えようという努力が裏目に出てしまい……。