概要
火をつけることで芳香のある煙を出す、好まれる香りを出す材料を細かくして練り合わせ細い棒状や渦巻き状に成型して乾燥させたものである。
たいていは白檀(サンダルウッド)の香りの物が売られている。
仏壇やお墓に供えたりするほか、香りを楽しむ目的でも使われる。
供えた線香の火は振るかかぶせるかして消すのが正しく、息で吹いて消してはならない。これは息が不浄なものとされているためである。
日本特有の文化ではなく、中国など他の国々にも存在し、原点として大陸の該当する文化や商品があったものと思われる。
なお、オカルト界隈では「霊が現れる前兆として線香の香りがする」という言い伝えがあり、実際に地上波のテレビ番組でも取り上げられることがある。