ルミエル(ファイアーエムブレム)
るみえる
プロフィール
性別 | 女 |
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CV | 三石琴乃 |
概要
聖地リトスを治める神竜の王であり、主人公リュールの母親。
千年前、邪竜ソンブルとの戦いに打ち勝ちエレオス大陸を救った英雄。
ストーリー2章「神竜王ルミエル」にて、主人公に戦い方のレクチャー(要はチュートリアル)として模擬戦をすることになる。その際に彼女は紋章士シグルドの宿る『聖騎士の指輪』を装備している。
シグルドとのエンゲージ能力で、本職の騎馬すらも凌駕する圧倒的な移動範囲で一気に距離を詰めて攻撃してくる。なんと敵ターン開始時にエンゲージして、突然広がった移動力で強襲してくる。
突然のエンゲージに加えて装備している武器ナイトキラーの性能やブレイク効果も相まって序盤のチュートリアルとは思えない初見殺し要素でプレイヤー達の度肝をぶち抜いた。
本作にて闇シンクロではなく、紋章士と正当にエンゲージしてくる唯一の相手でもある。
ストーリー3章「襲撃者」にて、神竜王城を襲撃してきた謎の敵に応戦することになる。その時、リュールを庇って黒衣の人物の魔法攻撃を受けてしまう。千年間自らの神竜の力をリュールに分け与えていたことで力が尽きかけていた彼女は、治療を受けても回復することはなかった。リュールに『聖騎士の指輪』を託し、「神竜として最後まで戦って」「あなたのお母さんになれて幸せだった」と伝えて息絶える。
リュールは亡き彼女の意思を継ぎ、神竜として指輪を集める旅に出る。
ユニットとしては、神竜剣術と神竜気功術を操る「神竜ノ王」の兵種である。尚、2章では気功術(体術)を使うことはなく、『リベラシオン』という神竜に由緒ある剣を用いて戦う。この剣は2章クリア後、勝利のお祝いとしてリュールに手渡されている。
神竜という名に違わず、翼を持つ白い竜の姿になることができる。1章クリア後に、リュールが目覚めたことに気が付いたルミエルは「早く会いたくて、飛んできたの…!」と竜の姿で本当に飛んできた。異形兵をブレスで蹴散らし、その後リュールと竜の守り人達を背に乗せて神竜王城へ移動した。竜石の描写が無いため、その意思だけで変身できると思われる。
3章クリア後のムービーで、ビームのようなものを『聖騎士の指輪』に乗せて発射する様子が見られる。以降のストーリーにて数人の竜族が同様の攻撃をしていることから、竜族特有の攻撃方法だと考えられる。
また、植物や岩から「造られしもの」を作ることができる。異形兵と性能は互角らしい。
名前の由来はフランス語で光を意味するlumière(リュミエール)から。
我が子であるリュール(lueur=閃光)と似たようなネーミングとなっている他、敵であるソンブル(sombre=暗い)とは対になっている。
ヒーローズ
神竜王 ルミエル
属性 | 赤 |
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兵種 | 剣/歩行 |
武器 | 神竜王の剣(専用) |
奥義 | 竜穿 |
A | 飛燕明鏡の構え2 |
B | 見切り・追撃効果3 |
エンゲージ発売前に2023年1月の大英雄戦で登場。神竜と付いているが剣士扱い。
ステータスは攻撃と速さがかなり高い。速さはリュールと全歩行剣士で同率2位。守備と魔防はやや平均寄り。
専用武器は速さ3に加えてHPが25%以上の時は戦闘中、全ステータス+5とキャンセル効果に速さの15%分、ダメージに加算しつつ回避効果。HPが残って速さが勝っていると複数の効果を発動してくれる。まさに攻めても守っても同時に戦える。
Aを遠距離反撃に変更したり、自由枠のCに各種奮起や信義などを入れると非常に頼もしくなるだろう。
しかも大英雄戦で初の見切り追撃効果が配布された。
ただし、3まで獲得するには星5覚醒が必要となる。
「英雄紹介」では、「3000年もの間、エレオスを見守り続けた」とある。
遥空の神竜 ルミエル(神階英雄)
属性 | 青 |
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兵種 | 竜/歩行 |
武器 | 白き神竜王のブレス(専用) |
補助 | 守備魔防の応援+ |
A | 攻撃速さの竜眼4 |
B | 攻撃速さの大共謀4 |
C | リトスの神竜王(専用) |
コミカライズ
最初はフードを羽織った姿で登場。
その後も、口周りに食べカスを付けている、4人で持つ程の長さの手紙を取り出す、リュールの活躍を日記に収める等の親バカぶりを発揮する。
その後についてはゲームと違い、危篤状態で寝込む事になっている。
そしてブロディア城での戦闘が終わった後の、アイビーの軍事裁判の議長として再登場した。
余談
担当声優の三石琴乃氏はFEシリーズ初出演。
ネタバレ注意
リュールはルミエルの実子ではなく、実は邪竜ソンブルの子。
1000年前の戦で、ある事情で行き倒れていたリュールをルミエルが保護した。立場上リュールは神竜であるルミエルを殺さなくてはならなかったが、初めて優しくしてくれた彼女を殺すことができなかった。
ルミエルも、リュールのことを死なせたくなかった。彼女は邪竜との戦で家族や仲間を全員亡くしており、たった一人、神竜として人間のために戦い続けていた。つまり、孤独だったのだ。無垢で愛情を知らないリュールを殺すことはできなかった。
竜紋を守ることもできず、ルミエルを殺すこともできなかったとなれば、ソンブルに欠陥品として処分されてしまう。そんな自分のことを「けっかんひん」だと呟くリュールを、ルミエルは「そんなことを言ってはだめ!あなたは欠陥品なんかじゃないわ!」と否定した。
ルミエルの提案で、2人が出会ったことは内緒にして、再び密会することを約束し、ゆびきりをする。
その後、リュールはソンブルを1人で襲撃。
ソンブルを斬った直後にルミエルが駆けつけるが、その瞬間、隙を突かれる形でリュールは致命傷を負う。
「じゃりゅうはほろびるさだめ」なのだと言うリュール。ルミエルのような正しい竜になりたいという夢を語るリュールに、彼女は「あなたなら生まれ変われる」と伝え、リュールの誕生日に素敵なプレゼントを贈ることを約束する。彼女の腕の中で、リュールは安堵の中で息絶えた。
ルミエルはリュールを自分の子とし、1000年間眠るリュールに自らの神竜の力を注ぎ込んだ。
いつかリュールが目覚め、幸せに暮らすことを夢見ながら……