「わたし、旅をしてるんだ。探してる人がいて…」
概要
素性不明の不思議な少女。
4章クリア後に初登場。フィレネ王国のフルルの風車村にて、異形兵に襲われかけていた主人公リュールを魔法により助けた。しかし仲間入りはせず、少し目を離した隙にいなくなってしまう。
幼さの残る顔立ちで、紫目。白と黒が混じる髪は地面に着いて反り返っている程長い。
白い手袋と、ピンクと水色が混じる羽毛のようなデザインの冠とドレスを着用している。また、黒い首輪と足枷のようなものを身に着けていて、裸足。
その後のストーリーでもふとした折にリュールの前に姿を見せ、次第に二人は友達となる。ヴェイルは自らのきょうだいを探して旅をしているのだとリュールに告げ、お守りである赤い石を見せた。
人知れず異形兵を討伐していたり、急にいなくなったり、謎の多い彼女だが……?
正体
この先には本編ストーリーの重大なネタバレが掲載されています。
その正体は邪竜ソンブルの娘にして、主人公リュールの妹。
千年と数百年前、ヴェイルは数多いる邪竜の子の末妹として生まれる。母親は心優しい魔竜族の女性。
千年前の戦においては、まだ幼く戦う力を持たなかったため、きょうだいの中で唯一参加していなかった。きょうだいとの交流は少なかったようだが、リュールからは大切に思われていて、リュール自身の竜石をお守りとして手渡されている(尚、二人が会話したのはこの一度きり)。
戦の中できょうだいが全員死んでしまい(実際にはリュールだけは生き残っている)、父ソンブルも封印されてしまう。母親も、物心がついた頃には「邪竜と交わりを持った」という理由で人間に迫害されて亡くなってしまった。
貰った竜石が砕けていない事からリュールはまだ生きていると信じ、ヴェイルはリュールを探す旅に出る。各地を転々としていたようだが、邪竜であるため立ち寄った村の人間から危害を加えられる事も多かった。また、周囲の人間よりも老けないため気味悪がられることもあったという。
そんな理由で隠れて暮らし、見つかれば殺される恐怖と戦いながら、邪竜信徒に保護されるまでの数百年間を一人で生きていた。保護してくれた信徒達とは仲が良かったようで、その後はイルシオンの隠された神殿にて長い眠りにつく。
数百年後、ソンブルの封印が解かれる少し前にヴェイルも目を覚ます。当然、眠る前に仲が良かった信徒達は皆いなくなってしまったが、信徒であったモーヴとの出会いがあった。そして間もなくソンブルが目覚めて、ヴェイルは家族との再会に喜ぶ。
ヴェイルは精巧な異形兵を作る力を持つが、紋章士を顕現する力は持たない。加えて本人は争いを望まない優しい心を持っていたため、邪竜らしくないヴェイルをソンブルは「欠陥品」と忌み嫌った。そしてセピアにヴェイルの竜の衝動を強めさせて、ソンブルに従順な裏人格を作り出した。つまりヴェイルは二重人格となってしまったのである。
表人格のヴェイルは裏人格の存在を知らず、父の暴挙を止めるためにもリュールを探し続ける。以降は二つの人格が入れ替わりながら活動する事になり、そのため表人格には「気がついたら知らない場所にいた」という状況に陥る事もあった。
活躍
「自己紹介がまだでしたね。私はソンブルの娘にして邪竜族の第一王女…」
「『ヴェイル』と申します。以後、お見知りおきを。」
デスタン大教会にて、ヴェイルがソンブルの娘である事が発覚。この時まで裏人格は黒いローブを着ており、神竜王城を襲撃しルミエルを殺したのも彼女である。
神竜王城で回収された「竜の時水晶」も元はヴェイルの所持物で、リュールから取り戻した後はこの力を使って神竜軍から紋章士の指輪を全て奪った(後に時水晶はゼルコバに奪還されリュールの手元に戻る)。神竜軍に四狗と紋章士を差し向け、撤退に追い込む。
この際ヴェイルもマップ上に現れるが、(竜脈を除いて)ダメージを与える事はできない。
その後、裏人格は他の指輪を集めるために四狗と共に暗躍する。一方表人格はそうとは知らずリュールと友達であると認識していたため、再び神竜軍の前に姿を現した時、二重人格である事を知らないリュール達から謂れのない罵声を浴びせられてしまう。
フルルの港にて、表人格はセピアから「もう一人の自分」の存在と、今まで止めようとしていた父の悪行に加担していた事を知って酷く動揺した。再び竜の衝動を強められ、裏人格となったヴェイルは紋章士マルスと共にリュール達を殺そうとする。
戦闘後に表人格に戻ったヴェイルは、裏人格のままである事を装って「聖騎士の指輪」をリュールに返した。
そんな中、ヴェイルがリュールの妹である事、そしてモーヴの口からヴェイルの過去について明かされ、リュールはヴェイルを救いたいと思うようになっていく。
しかしヴェイルは、表人格が二度と出てこないように、竜の衝動を増幅させる魔道具を装着させられてしまう。神竜王城にて再度交戦する際には、完全に裏人格になっていた。
戦闘後、マロンの決死の攻撃を受けて魔道具にヒビが入ったためか、ヴェイルは表人格に戻る。しかしそこにソンブルが現れ、始末されそうになるが、リュールが彼女を庇って死亡。そしてお守りの赤い竜石が砕け、リュールこそが探していたきょうだいであった事を知った。
ソンブルは十二の指輪の力を使ってグラドロンの地を復活させ、その強まった力で、ヴェイルの洗脳は完全なものとなった。表人格の彼女は、リュールと同じく死後の世界のような場所に精神体として送られてしまう。
一時は絶望して全てを諦めかけたヴェイル。しかしリュールの説得を受け、「世界を救う竜になりたい」という夢を叶えるためにもう一度抵抗することを決意する。
「消えるのはわたしじゃない…あなたよ!」
「さようなら…もうひとりの私!!!!」
復活したヴェイルは裏人格に歯向かい、マロンの攻撃により脆くなっていた魔法具を自力で壊し、裏人格を完全に消滅させる事に成功する。死の間際に裏人格は必死に父を呼んでいたが、当然彼が助けに来る事はなかった。
そしてリュールを異形兵として蘇らせ、ついにヴェイルは正式に仲間入りする。
ヴェイル達はソンブルを止めるため、力の源であるグラドロンの邪竜紋を破壊する事を目指す。その位置を察知できるヴェイルが案内役を務める事になった。セピアとグリとも決別し、竜紋を破壊していく。
そして、最期の竜紋を守っていたのは異形兵となったルミエルだった。リュールに母親を殺させる訳にはいかないと、ヴェイルは単身で乗り込む。しかしソンブルに強大な力を与えられていた彼女に攻撃が効かず、間一髪の所でリュールに助けられた。ヴェイルは親子が戦う事に心を痛めるが、最後に本当のルミエルが戻った事に安堵する。
結局ソンブルと分かり合う事はできなかったが、「家族としてソンブルを止めてほしい」という母親の願いを叶えるためにも立ち向かい、彼の最期を見届ける。
後日談では、グラドロンの地を預かって、荒れていた国土を緑溢れるものへと変えた。民衆に望まれた事が後押しし、終戦より百余年後にグラドロン初代国王となる。
別エンディング
26章で敗北すると流れる専用のムービーでは、ヴェイルは完全に裏人格に乗っ取られてしまう。黒い衣装と魔道具を装着しており、瞳も赤い。顔立ちは大人びていて、化粧も施されている。女性のリュールと同じくらいに身長が伸びており、相当な年月が経っていると思われる。
ヴェイルがリュールに差し出した左手の薬指には「紡ぎし者の指輪」が嵌まっていて、リュールも千年前の赤い姿に戻っていた。
また、彼らのいる場所がグラドロンの城の中のように見えるため、ソンブルはエレオスに留まっていると考えられる。仲間も全員死んでいて、神竜ももう存在しない事から、エレオスは既に滅んでいるか、遠くない内に滅ぶだろう。まさしくバッドエンドと言える。
プロフィール
性別 | 女 |
---|---|
誕生日 | 9の月12の日 |
身長 | 158cm |
薬指の指輪サイズ | 5号 |
個人スキル | 邪竜の救済(隣接している味方が与えるダメージ+1、受けるダメージ-3) |
初期兵種 | 邪竜ノ娘 |
好きなもの | 激辛、散歩、読書、花、遊び、蠟燭の明かり、きょうだい |
苦手なもの | 高級品、強い香りのもの、悪い夢、甘いもの、明るいもの |
趣味 | 人助け、仲間との交流 |
特技 | 精巧な異形兵を作ること |
軍の中で一番 | 痛みに強い |
称号 | 優しき竜 |
CV | 上田麗奈 |
人物像(ネタバレ注意)
表人格
「わたし、もっと強くなるわ。あの日言ったように、世界を救う竜になりたい。」
てよだわな口調で、無邪気で心優しい性格。一人称は「わたし」。
両親の事はそれぞれ「パパ」「ママ」、リュールの事は「お兄ちゃん(お姉ちゃん)」と呼ぶ。
散々な仕打ちを受けてきたにもかかわらず人間に好意的で、友達になりたいと思っている。本編でも父親の暴挙を止めたいと四狗達に相談していたり、支援会話等ではこれまでの贖罪の為に、自分に何かできる事がないかを模索している。
かなりの辛い物好き。アイビーとの支援会話では償いとして激辛料理を食べさせられたのだが、本人が辛党であるため全く償いとして成立しない有様になってしまった(イルシオン王族は裏人格が甘党である事しか知らなかった)。また、ディアマンドとの支援会話では大量の激辛料理を作っている。
…とこの様に、激辛料理推しはかなりの筋金入りであり自身の支援会話の大半には激辛関係が入り込んでくるほど。ちなみに、ヴェイルが目覚めてすぐの頃にモーヴから彼の好物の辛いお菓子を勧められたことが激辛好きの所以と考えられる。
「邪竜の娘」という自身の出自に思う所がある様で、オルテンシアに邪竜の強大な力を羨ましがられた時には、「邪竜として生を受けてもいいことなんて何一つとしてない。生きているだけで殺されかけるから(要約)」と言っていたりもする。
パンドロとの支援では、「自分なんて信仰しないほうがいい」とさえ言っている。
高級品も苦手としている。
これは自分が邪竜信仰国のイルシオンにいた頃、信徒達が欲望を叶えてもらう為に延々と高価な物を供え続けられた事が理由。
普段は竜の衝動を抑えるために首輪や足枷を身に着けている。オシャレには無頓着で、ソラネルでの私服も仲間が見繕ったもの。
また、竜にならないと決めた日に竜石はどこかに埋めたそうで、現在竜化する事はできない。
裏人格
「私だってヴェイルです。いえ…私こそがヴェイルなのですから。」
丁寧語で話し、落ち着いた声色をしているが、本質は慇懃無礼そのもの。一人称は「私」。
父ソンブルを「お父様」と呼んでいる。
表人格と違って瞳は赤く、瞳孔は縦長。
竜の衝動が強められており、邪竜らしく高圧的で、蹂躙する事を至上の喜びとしている。
異形兵ハイアシンスを「自信作」と評したり、そのハイアシンスをアイビーとオルテンシアに差し向ける事を「こんなに楽しい事」と言う、フルルの港の凄惨な光景を「燃える前なんかよりずっと綺麗」と言う、心優しい本来のヴェイルを思うモーヴに「先に殺してあげます。向こうで貴方の主に会えるといいですね」と煽るなど、頗る不謹慎な性格。
表人格と仲間との支援会話によると、表人格とは対照的にかなりの甘党であることが明かされる。
また、自分こそがソンブルの唯一無二の子だと自負しており、兄弟姉妹をかなり嫌悪して「もし生き残りがいたら殺したい」とも言っている。
ユニット性能
終盤の22章で仲間になる、ストーリーで最後に加入するユニット。初期兵種は専用の「邪竜ノ娘」で、特殊レベル35と最高値での加入。
初期素質は魔法(天性素質)と短剣。
個人スキル「邪竜の救済」は隣接する味方の与えるダメージ+1、受けるダメージ-3。
ダメージを抑える効果は特に強力で、壁役の隣に置いておくと更にカチカチになる。敵の釣り出しのサポートに立たせよう。また、与ダメージ+1は相手の守備を考慮しないので、短剣持ちの隣に立てば、その味方の戦闘時に確実に毒を打ち込むことができる。
邪竜ノ娘の専用スキル「邪竜気」は、毎ターン自分のエンゲージカウントを1回復する強力な効果。2回攻撃の魔法「ノヴァ」を撃つことで、敵の反撃なしでも2ターンほどでエンゲージカウントを貯めることができる。
専用武器として魔力換算の短剣「ミセリコルデ」を持ち、高威力の邪竜専用魔導書「オヴスキュリテ」も使うことができる。
ミセリコルデは魔法短剣という独自性や強化素材が軽めなことからかなり強い。
しかし、オヴスキュリテは汎用武器のボルガノンと比べて威力-2、命中-5、重さ+1と使い勝手が悪い。ただ、必殺がデフォルトで+10なので、スキルや紋章刻印を合わせて必殺構成にすれば輝ける可能性がある。
高レベルでの加入で初期ステータスも高めに設定されており、総合力はこれまで育ててきた一軍に匹敵するものの、全体的に平坦で強みに欠けがち。
これは力と魔力両方に初期ステータスが割り振られていることによる。終盤加入のため、DLC無しの場合はちゃんと育成してる暇がないので、自軍の足りないところを補えるようにクラスチェンジさせてもいい。
成長率は魔力型であり、物理面は伸びにくい。
邪竜ノ娘は魔力のクラス上限48で堂々の1位タイ。個人上限値魔力+3も1位タイなので最大51まで伸び、邪竜ノ娘を突き詰めると最強の魔力保有ユニットとなる。
魔防も高めなので特殊受けは安定する反面、他のステータス上限は低め。成長率も個人・クラスともに魔力以外それほど高くないので、育成には苦労するだろう。ちなみに、体格は個人・クラスの成長率ともに0で全く伸びない。
紋章士に関しては、専用兵種が貴重な竜族の戦闘スタイルであるため(DLCを含めなければリュールと2人だけ)、「竜脈」を全て使えるカムイやカミラは便利。特にカムイの「竜呪」「呪縛」で敵を妨害しながら、味方のサポートメインに立ち回ってもいい。
セネリオ(DLC)とは相性抜群。「陽光」は竜族スタイルボーナスで必殺が2倍となり、攻撃しながら回復する難攻不落の必殺マシーンと化す。また、セリカと組むと竜族スタイルボーナスによる「重唱」「ワープライナ」の射程+1が強力。
加入時期の関係もあり初期SPが2500と潤沢で、スキルもある程度自由に構築できる。チキ(DLC)の「星玉の加護」を継承すれば、元々7しかないヴェイルの体格を伸ばすこともできるだろう。
結論としては、自軍の足りない部分を補うスキル構成やクラスチェンジを考え、味方のサポートを行いつつ専用武器の性能を活かしたエース運用が適している。
支援相手はリュール、クラン、アルフレッド、シトリニカ、ディアマンド、アイビー、パンドロ、ミスティラ、メリン、オルテンシア、セアダス、モーヴ、エル、セレスティア、グレゴリー、マデリーンの16人。
支援効果は必殺回避型。
邪竜の章
舞台となるパラレルワールド「もうひとつのエレオス」のヴェイルは、邪竜の章開始時点で既に故人である。
かつてヴェイルに仕えていた異世界のモーヴ曰く「取るに足らぬ戦で死なせてしまった」そうで、守れなかった事を悔いていた。異世界のヴェイルは「厳しくも、とても優しい方だった」らしい。
四翼とヴェイルの支援会話では、異世界のモーヴからヴェイルについて聞いていた事を機に、本編のヴェイルとの交流が描かれる。
また、同じく邪竜ソンブルを父にもつエルとの支援会話では「どちらが姉か」について話す会話があるが、
エル「見た目としては私が姉の様ですが…」
ヴェイル「あーっ!ひどい!どこを見て決めたの!?」
と憤慨している。
ヒーローズ
優しき竜 ヴェイル(神階英雄)
「わたしはヴェイル。
突然来ちゃってごめんなさい。
あなたの役に立てるよう頑張るわ。」
属性 | 青 |
---|---|
兵種 | 魔法/歩行 |
武器 | オヴスキュリテ(専用) |
奥義 | 氷蒼 |
A | 攻撃魔防の秘奥4 |
B | 攻撃魔防の拍節4 |
C | 邪竜の救済(専用) |
2023年10月から天の神階英雄で登場。
ステータスは攻撃と魔防がかなり高いが守備は低い。
専用武器はキラー武器効果とターン開始時、周囲2マス以内に味方がいる時、自分と周囲2マス以内の味方に攻撃魔防+6かつ双界効果・刃と盾を付与。もう一つは自分から攻撃するか周囲2マス以内に味方がいると戦闘中、全ステータス+5かつ絶対追撃、さらに魔防の20%分、ダメージに加算して敵の攻撃魔防のバフ無効。味方のサポートに加え、バフ封じにダメージ上乗せと自身の攻撃面も強化する。
拍節系のグレードアップ版が登場。発動条件に変化はないがデバフ数値が-4へ増加して、ダメージ軽減を半分無効が追加。ダメージ軽減持ちに対してもある程度対抗できるようになった。
個人スキルの「邪竜の救済」が専用Cスキルへ。自分から攻撃するか周囲2マス以内に味方がいると戦闘中、攻撃魔防+5かつ魔防が敵より5以上高いと受けるダメージを30%軽減。そして敵が攻撃時に発動する奥義を装備していると敵の最初の攻撃前に敵の奥義発動カウント+1。
そして周囲2マス以内にいる味方の場合は戦闘中、ヴェイルの魔防が敵より5以上高いと味方の受けるダメージを30%軽減し、敵が攻撃時に発動するスキルを装備していると敵の最初の攻撃前に敵の奥義カウントを+1する。もう一つは周囲2マス以内の味方は戦闘中、攻撃魔防+4。味方へ強力なサポートをしつつ、自身も戦闘でやられにくくするスキルである。
絶対追撃頼りで速さが中途半端なので見切り・追撃効果が刺さりやすい。軽減無効に対しては弱いので隙がそれなりに多い。
邪竜の後継者 ヴェイル
「私はヴェイル。邪竜族の第一王女にして
お父様の唯一の御子。
紋章士の指輪、全て渡しなさい。」
属性 | 無 |
---|---|
兵種 | 魔法/歩行 |
武器 | 邪竜ノ娘の力(専用) |
奥義 | 氷蒼 |
A | 明鏡止水 |
B | 攻撃魔防の拍節4 |
C | 邪竜の後継者(専用) |
2024年5月から登場。竜の衝動を増幅させる魔道具の影響で裏人格となった闇堕ち枠で初のレギュラー入り。
神階版とステータスを比べるとAスキル補正で攻撃魔防は上がり、速さは大幅に下がってしまった。魔防は55と魔器ソニアを抜いて全英雄でトップ。
専用武器はキラー武器効果と周囲2マス以内にいる味方は戦闘中、受けるダメージが30%軽減。
もう一つは自分から攻撃するか敵が遠距離武器の場合は戦闘中敵の攻撃魔防-6かつ魔防の20%分さらに敵の攻撃魔防が減少して受けるダメージを30%軽減と奥義カウント変動量+1。また、同条件で魔防が敵より10以上高いと2回攻撃する。
止水の新たな応用版かつグレードアップ版が登場。攻撃魔防+8、守備-8に数値が増減。新たに自軍及び敵軍ターン開始時に付与される攻撃魔防のデバフとパニック無効が追加。
専用Cスキル「邪竜の後継者」は自分から攻撃するか周囲2マス以内に味方がいると戦闘中、攻撃魔防-5かつ魔防が敵より5以上高い時、敵が攻撃時に発動する奥義を装備していると敵の最初の攻撃前に敵の奥義発動カウント+1。敵が遠距離武器の場合は最初の追撃前にも発動する。
そして周囲2マス以内にいる味方の場合は戦闘中、邪竜ヴェイルの魔防が敵より5以上高いかつ敵が攻撃時に発動する奥義を装備していると、敵の最初の攻撃前に敵の奥義発動カウント+1。敵が遠距離武器の場合は最初の追撃前にも発動する。もう一つは周囲2マス以内の味方は戦闘中、攻撃守備魔防+4。
神階版とは異なり、完全な妨害へ徹底している。
軽減無効に対して弱いのは神階版と同じだがそれ以外は異なり、絶対追撃がないので見切り追撃効果の影響を受けなくなったが鈍足のせいか追撃が出来ないため、二回攻撃の条件に頼りきりになる。満たせていないと火力不足。
コミカライズ
第7話に初登場。
原作ゲームとは異なり、ブロディアにて邪竜信仰のルブライト伯に監禁されていた子供達をリュール達が保護していた際に現れる。
リュールに足の怪我を心配され、包帯を巻いてもらう。きょうだいを探しているのだと話した後、何かを察知したように山奥へと駆けるが、道に迷ってしまう事態に。追いかけてきたリュールに、きょうだいに貰ったという「お守りの石」を見せながら話していると、リュールを「変質者」だと勘違いしたスタルーク達と出会う。彼らの誤解を解いた後に再び何かを察知し、彼らを連れてグランスール大橋へ向かい、そこに蔓延っていた異形兵を魔法で撃破。
戦闘後にリュールが神竜だと知ったスタルークが謝罪していた時、何か失礼なことを言っていないかと確認するスタルークに「変質者…?」と半ば追い討ちのような言葉を掛けた。
オルテンシア率いるイルシオン軍との戦闘が始まると、ヴェイルは突如姿を消す。シトリニカから「わたし達を置いて逃げたのでは」と疑われていたが、実は遠くに居たアルフレッド達をリュールの元へ向かわせる為だった。彼らを襲う異形兵を魔法で薙ぎ払って誘導した後、頭痛に見舞われ「どこにいるの…お兄ちゃん…」と呟いた。
後に攫われたモリオンを救出しようとする神竜軍の前に現れ、デスタン大教会への近道を案内する事になった。
その道中、紋章士の指輪に異様な反応を見せていた。
そしてソンブル復活の際に、そのローブの下の顔を表した。
原作同様「竜の時水晶」で時間を止め、指輪を奪い取り、ソンブルに捧げる。
余談
担当声優の上田麗奈氏はファイアーエムブレムシリーズ初出演。
専用武器の「ミセリコルデ」はフランス語で「慈悲」また「オヴスキュリテ」はフランス語で「闇」を意味する。
ニンテンドードリーム23年6月号で実施された「『FEエンゲージ』キャラクター人気投票」では9位にランクインした。
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マムクート…同シリーズに登場する、竜と人の姿を持つ種族。