概要
ブロディア王国の国王。
ディアマンドとスタルークの父で、シトリニカの叔父にあたる。また、妻は作中に一切登場しない。
身内や主人公たちに対しては、温和で情に厚い性格を見せたが、戦場に出るとまるで別人のように敵を屠る強豪である。
自身と同じような豪傑の兄がいたようだが戦乱で死亡している。本人は兄を支える気で王になる気はなかったらしい。
名前の由来は黒水晶を意味するモリオン。
ネタバレ
戦闘前に死亡フラグ全開の台詞を言っていたため早々に察した人も多いかもしれないが、案の定ハイアシンス王と戦った後に四狗に教会まで連れていかれ、教会で邪竜ソンブルの贄とされてしまった。
そして異形兵に改造され、息子たちと戦わされてしまう。たが、消える直前には「ウウ…ツヨク、イキロヨ…」と言葉を残していた。
コミカライズ
ブロディア城での戦闘が終わった後に登場。
城壁をリュールを吹っ飛ばしながら破壊すると言う破天荒な登場をした。
しかもリュールを肩を強く連打して地面に埋める豪胆さも見せつけた。
ディアマンドの制止も聞かずアイビーを即刻処刑しようとするが、リュールがすんでの所で身を挺して庇った。「もう少し彼女を信じてみたい」と言うリュールに、モリオンも一旦剣を収める。
しかしブロディアでは、アイビーの処遇を決める軍事裁判が開廷。
周囲の貴族達の非難の声に、直ぐ頭に血を登らせたが、ルミエルの一声で議会も処刑見送りで納得した。
そしてその処遇に納得がいかなかった野心家の貴族も、暗殺者達がリュール達によって倒され、その現場を見ていたモリオンの手で相応の処罰が下された模様。
それから神竜軍がデスタン大教会に向けて進軍。
蛻の殻となった村で野営していた所、住人の少年「ロータス」について、拘束を解き食事を与える等寛大な対応を取った。
そして「確かに自分達はブロディアだが、自分達が憎いか?」と問いかけた上で、彼に食料を与えて逃がす。
その態度にディアマンドも指輪を渡そうとするがモリオンは拒否。そして息子達に「勇敢さこそが我が国の剣と盾だ」、「お前達がしっかりと跡を継いでくれると信じている」と論する。
その後、セピアに騙され、異形兵となったロータスの母の不意打ちを受ける。
セピアの雷攻撃から息子達を守り、2人に国の未来を託す。
そしてソンブル復活の生贄としてセピアに連れて行かれる事に。
原作と同じデスタン大教会で、異形兵化されたモリオンと戦闘する。
そしてロイの力を借りたディアマンドとリーフの力を借りたスタルークに討たれ、原作同様「強く生きろ…!お前達の成長を見届けられないのが惜しい…。」と言い残して消滅した。