CV:堀口凌介
削月築陽真君、岩王帝君の弟子なり。牡鹿の姿に慈心あり。仙人の中で、最も優しい者なり。
慶雲頂の石碑
削月築陽真君は、慶雲頂に住む仙人である。
ストーリーNPCであり、魔神任務『驚き』で初登場する。
獣の姿に誇りを持ち、人間に変装することを拒んでいるが、2024年海灯祭では、璃月港から戻って来ない留雲借風真君を心配し、理水畳山真君と共に偽名の候章を使い、人の姿になり璃月港を訪れた。
性格
削月築陽真君は仙人の中で「最も親切な」者と呼ばれるが、この表現は他の仙人と相対するものでしかない。彼は理水畳山真君、留雲借風真君、魈のように苦労させるのではなく、直接旅人の前に姿を現すのである。ただし、旅人が持っている禁忌滅却の札によってのみ、この名誉を与えている。旅人を捕縛するために千岩軍が絶雲の間に侵入した際には、旅人に命じて彼らを追い払わせる。
容姿
削月築陽真君は黄色い目に、オレンジと緑、茶色、黄色の毛並みの大きな鹿の姿をしている。人間形態時は、黒髪に赤いメッシュの入った前髪を持ち、赤目で黒縁眼鏡をかけたNPCの青年、候章になる。
物語
削月築陽真君は岩神のモラクスが魔神戦争を戦うために呼び寄せた仙人の1人である。この時、あるいは戦争終結後のある時期、削月築陽真君と理水畳山真君は若陀龍王と戦い、封印した3人の仙人のうちの2人であった。
現在
風魔龍危機が解決した後、ウェンティは旅人に「迎仙儀式」でモラクスに会うために璃月に向かうように、さもなければ翌年まで待つようにと告げた。しかし、その儀式に立ち会うために到着した彼らは、モラクスの死体で迎えられ、外国人であることから容疑者の濡れ衣を貼られた。旅人はファトゥス「公子」ことタルタリヤの助けで脱出することができた。タルタリヤは仙人と話すことを提案し、仙人が攻撃しないように禁忌滅却の札を与えてくれた。
絶雲の間に到着した削月築陽真君は、最初に旅人を出迎えた。彼はモラクスが死んだとされること、そして千岩軍が正当な理由もなく外国人を非難したことを知り、激怒した。その時、旅人を追っていた千岩軍の一団が到着し、仙人の要請で追い出した。事態の全容を把握した彼は、理水畳山真君、留雲借風真君、魈にその知らせを伝えるため、彼らを送り出した。その後、削月築陽真君は千岩軍に協力してオセルを倒し、モラクスがその役割を降りただけだと知って、人間が璃月を統治することに同意した。
モラクスがいない最初の海灯祭で、削月築陽真君は理水畳山真君と一緒に短い旅に出て、ちょうど璃月の花火大会が始まるころに山に戻った。