Px4は、バレルが約60度回転しながらロックを解く「ローテイティング・バレル(銃身回転)方式」をM8000クーガーから継承した、ベレッタの拳銃である。
他メーカーに一足遅れ、フレームには特殊ポリマーを採用。 簡単な作業でグリップを3段階に変換でき、マガジンキャッチの左右入れ替えが可能。また「バレル」「マガジン」「スライド」の交換で9mm×19NATO、9mm×21 IMI、.40S&W及び.45ACP弾の4種の弾薬に対応できるというコンセプトを持つ。これがPx4という名の由来にもなっている。 ただし、45ACP弾のモデルについては新規フレームや強装弾薬に対応するため各部の強化を図り、フラッシュライトの保護、サイレンサーへの対応を考慮し半インチ(約12mm)長いバレルを採用した「Px4 Storm SD」という名前でラインナップされている。
レールはM1913ピカティニー・レールを採用しているため汎用性も高い。
本来は米軍の次世代拳銃トライアル向けに提出する予定だったが、結局トライアルが没になった。
また、本国イタリアでの採用する機関は無い。
また、東京マルイがPx4のガスガンを販売している。