「返せッ!!」
CV.山下タイキ
概要
ナガノ氏の漫画「ちいかわ」に登場するキャラクター。2020年8月13日投稿の回で初登場。
でかつよとは、「なんかでかくて強いやつ」のかばん言葉で、同月27日の投稿でで、「(ナガノ氏の)こんな風になってくらしたい」という願望の1つで、「何か嫌なことがあったらバーンとねじふせて、音速で駆け回り、生きるために食物をむさぼり、闘志を燃やす」存在と説明されている。
ちいかわ(なんか小さくてかわいいやつ)も初期は「こんな風になってくらしたい」というイラストで投稿された、内容から「ちいかわと対をなす存在」、「ナガノ氏のもうひとつの願望」であるキャラクターと伺える。
キャラクター
初登場時には、全力疾走でモモンガを追いかけながら「返せッ」と叫んでいた。なにを「返せッ」なのかは特に語られていない。
前述のとおり「こんな風になってくらしたい」イラストによると、音速で駆け回る存在のはずだが、モモンガに追い付けず逃げられてしまっている。ちなみに、当該イラストでは、モモンガのようなシルエットのちいかわ属がねじ伏せられているのだが…。
その後しばらくして、流れ星になにかを願い、涙を流す姿が描写されている。
性格
前述の通り、涙を流しながら「叶うかな…」と言うほどに強い願いを持つ一方で、願いに対して涙を流す繊細さを持っており、姿だけでなく心までモンスターになった怪異が、ちいかわ族に「何か」をしているのを目撃して「ヒー」と怯えながら悲鳴を上げていることから、その恐ろしげな風貌に似合わず非好戦的でおとなしい性格と思われる。
また最新の姿では、あのこがちいかわ族をいたぶる様子を見て「やめなよ…」と制止するなど、弱い者がいたぶられるのを黙認できない正義感の強さも窺わせる。
基本的にちいかわ世界に存在する怪異の中で、ここまで明確な理性を持った存在は少ない。
余談
- 前述したように劇中でモモンガに対してなにかを返せと迫っている。また、紹介イラストに描かれた狂暴性がなく、ちいかわ族を弄ぶ同族に恐怖する描写まである。
- モモンガは、「(なにかを)遂に手に入れた」「足が遅くなった」「このならだでかわいこぶれなくなる」などの発言や、ちいかわを補食しようとするなどの素振りを見せている他、精神を入れ換えるスロットマシンに強い関心を見せて破壊した。
- このようなことから、公式からの発表はないものの、ファンの間では何らかの方法によって、でかつよとモモンガの精神が入れ替わっていると考えられており、共通認識となっている。