アメリカ合衆国、オハイオ州の州都。また、同州最大人口の都市にして、全米でも指折りの人口増が著しい成長都市でもある。
概要
市名は探検家コロンブスに因むもので、イザベル1世に遣わされたスペイン入植者が1812年に名付けたもの。かつては繊維産業が盛んで、軍用の被服などを製造していた。後に電子工業が発達。人口は2020年現在で約90.5万人と10年前と比較して約12万人の増加。1990年代にはそれまで同州で最大人口だったクリーブランドを逆転(クリーブランドが人口減少したのもあるが)し、近年は都市圏人口でも約210万人とシンシナティやクリーブランドに迫るほど市勢が強い。オハイオ州はラストベルトと呼ばれクリーブランド、カントン、ヤングスタウンなど大幅に人口が減少した斜陽都市が多いが、このコロンバスに至っては全くの例外である。
市街地が空洞化しないように都市開発も計画的に行っているため治安も良く、全米の全都市でも治安の良い都市から数えた方が早いほどである(ここまでの規模で治安の良い都市は珍しいほど)。
フォーチュン500に顔を出す企業はAEP(アメリカンエレクトリックパワー)など6社あり、外資系では本田技研やLG電子が拠点を置いている。
スポーツチームにはNHLのコロンバス・ブルージャケッツとMLS設立時(日本のJリーグオリジナル10みたいなもの)から存在するコロンバス・クルーがあり、コロンバス・クルーはMLSでも特に成功を収めたサッカークラブの一つに数えられている。