オハイオ州コロンバス
アメリカ合衆国、オハイオ州の州都。また、同州最大人口の都市にして、全米でも指折りの人口増が著しい成長都市でもある。
人口は2022年で約90.7万人。
概要
市名は探検家コロンブスに因むもので、イザベル1世に遣わされたスペイン入植者が1812年に名付けたもの。かつては繊維産業が盛んで、軍用の被服などを製造していた。後に電子工業が発達。人口は2020年現在で約90.5万人と10年前と比較して約12万人の増加。かつては市民らが小さな大都市を自称していた程度だったが、1990年代にはそれまで同州で最大人口だったクリーブランドを逆転(クリーブランドが人口減少したのもあるが)し、近年は都市圏人口でも約210万人とシンシナティやクリーブランドに迫るほど市勢が強い。オハイオ州はかつての重厚長大型産業の隆盛とその衰退によって環境悪化、レイオフ、ダウンタウンの空洞化などでラストベルト(ラストとは錆のこと)と呼ばれクリーブランド、デイトン、カントン、ヤングスタウンなど大幅に人口が減少した斜陽都市が多いが、このコロンバスに至っては全くの例外である。
市街地が空洞化しないように都市開発も計画的に行っているため治安も良く、全米の全都市でも治安の良い都市から数えた方が早い(ここまでの規模で治安の良い都市は珍しいが、近年は治安の悪いエリアも目立ってきている)。近郊のダブリンは特に治安がいいため、日本人も多く居住している。
フォーチュン500に顔を出す企業はAEP(アメリカンエレクトリックパワー)など6社あり、外資系では本田技研やLG電子が拠点を置いている。
スポーツチームにはNHLのコロンバス・ブルージャケッツとMLS設立時(日本のJリーグオリジナル10みたいなもの)から存在するコロンバス・クルーがあり、コロンバス・クルーはMLSでも特に成功を収めたサッカークラブの一つに数えられている。
ジョージア州コロンバス
ジョージア州においてアトランタ、オーガスタの次に人口が多い都市。人口は2022年現在206,000人。ピードモント台地の滝線都市で古くは繊維業で繁栄したが、ジョージア州立大学がある学園都市でもある。
アヒルのCMで有名なアフラックの本社があるのは、こっちのコロンバスであり、昨今では保険業などの金融業と陸軍のフォート・ムーア基地が市経済や雇用を賄っている。