「お香」の伽羅
沈香は香りの種類、産地などを手がかりとして、いくつかの種類に分類される。その中で特に質の良いものは「伽羅」(きゃら)と呼ばれ、非常に貴重なものとして乱獲された事から、現在では、ワシントン条約の希少品目第二種に指定されている。 伽羅の語源は梵語で黒を意味する「カーラアグル」と言われ、伽南香、奇南香の別名でも呼ばれる。沈香の分類に関しては香道の記事に詳しい。
「登場人物」としての伽羅
『嘘喰い』の伽羅
賭郎の元零號立会人。かつては貘の専属立会人であり、貘が屋形越えに敗れた後に賭郎を抜け、「生きて抜ける事は不可能」というルールのある賭郎を抜けた事で、現在は賭郎に追われる立場である。古今東西の武術を習得し、香港の暗黒街でその暴を振りかざしていた所を能輪に立会人としてスカウトされ、「伽羅」と名付けられたことが夜行丈一との回想で語られている。現在は武器商人カールの護衛という立場で、基本的に彼を守るように行動している。
作中でも有数の暴力の持ち主として描かれており、マルコとレオ、カラカルと丈一を同時に相手取って引けをとらない戦いぶりを見せた。
ある人物との戦いで重傷を負った事が暗示されており、現在の所それ以降は姿を見せておらず、生死不明。