概要
宇佐美銭丸はジャンケットバンクに登場する本作の舞台であるカラス銀行特別業務部4課「特別審査課」通称”特4宇佐美班の主任。また本作主人公の御手洗暉の上司である。
プロフィール
人物
笑顔を絶やさず、物腰の柔らかい壮年男性。秩序を重んじる。基本的に言動は穏やかだが、曲者揃いの部下たちをまとめ上げるリーダーシップは本物である。その一方で債務不履行のギャンブラーには容赦がなかったりと、特別業務部に居るだけのことはある荒っぽさも。一般部署にいた御手洗を自分の班に引き抜き物語をスタートさせた。『君にはいくつかの隠された類稀な能力がある』という風な事を言っていたが、具体的に御手洗のどこを見込んでヘッドハンティングしたかは不明。
伊藤吉兆とは同期にしてライバル同士。
その割には親し気に接するが「お前といると考えを読まれる」と伊藤からは避けられがち。
また仕事のスタイルについても真逆であり、伊藤を剛腕とするなら宇佐美は敏腕といったところ。
それだけに宇佐美が構築する策略は非常に緻密なため、それを遂行するためには微に入り細を穿つ観察眼を持ったうえで、酷い綱渡りを成功させ続けなければならない。
人心掌握術も一級品らしく、『己の決断であれば人はいくらでも死地に向かう』という性質を利用し、部下の思考を誘導して上記の綱渡りを遂行させる。