あらすじ
怪盗キッドを捕まえて新聞の一面を飾る事に執念を燃やす、園子のおじで鈴木財閥相談役の鈴木次郎吉。彼は世界最大のアメジストが付けられた伝説のミュール「紫紅の爪」を餌に、再度キッドへ挑戦状を叩きつける。今回、キッドに対して用意した秘策は、繁華街・錦座4丁目交差点の歩行者天国ど真ん中にお宝を展示するというもの。群衆が多数いる交差点の四方を、高さ約20mの巨大な網で囲む事で、キッドの退路を断とうというのだ。だが、キッドは余裕綽々、『テレポーテーションで逃げる』と宣言。半信半疑な周囲を尻目に、煙幕の中に消えた彼は「スリー」・「ツー」・「ワン」というカードを放ち、ミュールと共に交差点に近接するビルの屋上へ瞬間移動を果たす。移動前に彼のマントへ偶然付いた汚れが移動後も残っている事から、影武者で無い事は明白。 キッドは盗み損ねたミュールの片方を奪いに明日も来るというのだが…
余談
アニメで省略されたシーンとして、原作では怪盗キッドの瞬間移動宣言に対して、おっちゃんこと毛利小五郎が『んなわけねぇだろ、絶対可憐チルドレンの薫ちゃんじゃあるまいし』と言うメタなツッコミをしている。なお、小五郎が言っていた明石薫は『念力』の使い手』であり、瞬間移動の能力を使うのは野上葵の方である。(実際、蘭からも『瞬間移動は葵ちゃんだし』と突っ込まれている)。