この記事は漫画「僕のヒーローアカデミア」原作第424話までのネタバレを含みます。 |
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「......残り火って」「え」
「じゃあそれ...おまえ...”無個性”に」
「えええ」
概要
泣っちゃんという呼び名は「僕のヒーローアカデミア」第424話“エピローグ”にて、ヴィラン勢力との最終決戦を終えて療養中、死柄木弔との戦闘で”個性”を破棄(正確には相手に譲渡したが、その人物を撃破したため実質消滅)したことによって再び無個性に戻る運命を辿ることになる緑谷出久の現状を偶然にも知ってしまったことにより感情が溢れ、涙を流した爆豪勝己に驚いた出久が「泣っ っちゃん!?」と思わず叫んだことに由来する。
それもそのはず、決戦以前のある出来事をきっかけに爆豪と出久は対等なライバル・友人として新たな1歩を踏み出したばかりであり、これからも2人で切磋琢磨してプロヒーローを目指すものとばかり思っていた。そんな最中に突然出久が無個性に戻ることを知ってしまった為、彼が涙するのにも納得である。
そしてこの話の更に辛い所は、後悔と喪失感で泣き崩れる爆豪に対し、当の出久自身は「でも...元々無かったものだし 惜しいとかはないよ 渡そうと思わないと渡せないモノだし」「すごい夢を見させてもらったなって感じ」と個性を失った事を微塵も後悔していないという点である。
そういった前向きな姿勢も出久らしいといえばらしいのだが、競合相手の個性消失という衝撃の事実を受け止めた爆豪がここからどう立ち直っていくのかという点にも注目される......
なお最終的には出久と同室であったオールマイトから両者ともに「最高のヒーロー」と讃えられ、お互い泣きながらも笑いあっていた。
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