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概要編集

怪盗キッドとの対決回。

コミックス第61巻収録、アニメでは2008年10月20日に第515話(1時間スペシャル)として放送。2014年に放送した怪盗キッド/黒羽快斗が主役のアニメ『まじっく快斗1412』第21話は、キッド/快斗sideの内容となっている。


あらすじ編集

怪盗キッドを捕まえて新聞の一面を飾る事に執念を燃やす鈴木次郎吉。彼は世界最大のアメジストが付けられた伝説のミュール「紫紅の爪(パープル・ネイル)」を餌に、再度キッドへ挑戦状を叩きつける。更に、毎回キッドに逃げられてしまうのは、『高い建物の最上階にお宝を展示するとハンググライダーで空に逃げられてしまう』と言う結論から、今回キッドに対して用意した秘策は、繁華街・錦座4丁目交差点の歩行者天国ど真ん中にお宝を展示するというもの。群衆が多数いる交差点の四方を、高さ約20mの巨大な網で囲む事で、キッドの退路を断とうというのだ。だが、キッドは余裕綽々、テレポーテーションで逃げる』と宣言。半信半疑な周囲を尻目に、煙幕の中に消えた彼は「スリー」・「ツー」・「ワン」というカードを放ち、ミュールと共に交差点に近接するビルの屋上へ瞬間移動を果たし、空へと去っていった。

テレビカメラの映像を検証した結果、移動前に彼のマントへ偶然付いた汚れが移動後も残っている事から、影武者で無い事は明白。キッドは盗み損ねたミュールの片方を奪いに明日も来るというのだが…


余談編集

  • 原作のみ、怪盗キッドの瞬間移動宣言に対して、小五郎『んなわけねぇだろ、絶対可憐チルドレン薫ちゃんじゃあるまいし』と言う同じ週刊少年サンデーで連載している漫画の登場人物を引き合いに出すというメタなツッコミをしている(おまけに園子に『え?』と意味わかんないと言う顔をされると『知らないのか?サンデーの漫画!』とはっきり言ってしまう始末)。なお、小五郎が言っていた薫は『念動力』の使い手』であり、瞬間移動の能力を使うのは野上葵の方である。(実際、からも『瞬間移動は葵ちゃんだし』と突っ込まれている)。されている。
  • アニメ版ではこれらのやり取りがカットされた代わりに、服部平次遠山和葉が登場。平次宅のリビングでキッドの2日目の犯行中継をテレビで視聴している最中、平次の携帯に大滝警部から連絡が入り、長野で起こった怪事件の調査依頼を受けている。
    • その他にも、工藤邸でバーボンを嗜む沖矢昴、車で移動中の妃英理、警視庁で待機中の捜査一課の面々など、主だったレギュラー陣がセリフなしで登場し、同様にテレビを見ている。
  • 怪盗キッドの驚異空中歩行』と同じく、キッドは今回のトリックに仲間の手を借りている。原作では仲間の顔ははっきりと分からないようになっているが、『まじっく快斗1412』では快斗の付き人である寺井黄之助であることが判明している。
  • キッド/快斗sideのストーリーである『1412』版では、現場である錦座を事前に下見する口実として、快斗が休日の昼間に中森青子を連れてスイーツ食べ歩きをするシーンが追加されている。この際、青子の「食べ歩きって楽しいけど移動するのが面倒。一瞬で移動出来ればいいのに」と言う何気ない台詞から瞬間移動のトリックを思いついた様子が描かれている。

関連タグ編集

名探偵コナン 怪盗キッド 瞬間移動

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