概要
漫画『名探偵コナン』のエピソードのひとつ。原作コミックス第44巻収録。アニメでは第356話として2008年12月22日に放送。
鈴木次郎吉の初登場回にして、江戸川コナンが本格的に「キッドキラー」として世間の注目を浴びるようになってしまった切っ掛けとなるエピソード。
また、この回から怪盗キッドに協力者がいることが判明し、後の『怪盗キッドの瞬間移動魔術』や『黒鉄のミステリートレイン』、劇場版『業火の向日葵』にも登場している。
あらすじ
町中で園子は親戚の鈴木次郎吉と再会した。
人力飛行機で世界一周をした次郎吉だが、怪盗キッドの活躍に新聞は殆ど取り上げられなかった。その無念を晴らすべくビッグジュエルを入手し、キッドに挑戦状を叩き込んだ。
それを承諾したキッドは「前日に歩いて下見に来る」と返事を出す。
そして犯行前日、ビルの間の虚空を闊歩するキッドの姿があった...。
余談
- このエピソードが鈴木次郎吉が初登場した回となっているが、怪盗キッド/黒羽快斗sideのストーリーである『まじっく快斗1412』では、このエピソードの後のエピソードであり、次郎吉が登場している「コナンキッドの龍馬お宝攻防戦」が第10話・第11話として先に放送され、第16話でこのエピソードを放送している。
- 『まじっく快斗1412』では、キッド/快斗は授業中にスマホのニュースを見て次郎吉からの挑戦を知り、なんと学校を早退して今回のトリックを考えていたことが判明した。
- 作中、キッドが使った空中歩行のトリックが、ビルの間に透明のガラスがあってその上を歩いてという推理が出てきたが、「どうやって用意してそこまで運ぶのか」とツッコまれて否定されている。だが、スピンオフの『犯人の犯沢さん』では、園子ら生存率向上委員会によって実際にやってしまった。