概要
2001年1月8日、TVアニメ『名探偵コナン』の2時間スペシャルとして放送されたエピソード。
2001年に入り最初の、即ち記念すべき21世紀に入ってからの最初の放送である。
怪盗キッドと工藤新一の過去の邂逅を描いた「時計台編」と、日本全国の名探偵が集結した「黄昏の館編」から成る。
前者は『まじっく快斗』原作4巻「ブラック・スターの巻(前編/後編)」、後者は『コナン』原作30巻FILE.4「糾合」~FILE.7「誑欺」に相当。
「時計台編」が収録された『まじっく快斗』4巻の発売は2007年で、単行本化に大きく先立ってアニメ化される形となった。
『まじっく快斗』のレギュラーキャラクターである中森青子・小泉紅子・桃井恵子の声は、それぞれ『コナン』のレギュラーキャストが担当している。
一方「黄昏の館編」では、キッドのライバルである元祖高校生探偵・白馬探が『コナン』本編初登場を果たした。
そして、ここで登場したとある人物が、長く間を空けて物語の根幹に関わる人物だと判明することとなる。
2019年の5月の再放送では黄昏の館編のみが前後編で放送される。
時計台編のみの再放送はされていないが、2014〜2015年に放送された『まじっく快斗1412』にて、新規作画での放送となっている。
原作とアニメの相違点
時計台編
- 原作には魔女という設定の紅子が魔法を使う場面があるが、アニメではカットされている。
- 「まじっく快斗 Treasureed edition」4巻特装版付属のDVDでは魔法を使う場面が収録されている。
黄昏の館編
登場キャラクター
時計台編
【『まじっく快斗』サイド】
名前 | CV | 備考 |
---|---|---|
黒羽快斗/怪盗キッド | 山口勝平 | 主人公。江古田高校2年 |
中森青子 | 高山みなみ | 快斗の幼なじみ。キッドを快く思っていない |
小泉紅子 | 林原めぐみ | 快斗=キッドと知るクラスメート。魔女でもある |
桃井恵子 | 岩居由希子 | 青子の親友。キッド肯定派 |
中森銀三 | 石塚運昇 | 警視庁捜査二課警部で青子の実父。キッド逮捕に執念を燃やす |
寺井黄之助 | 肝付兼太 | 快斗の亡き父・盗一の助手。現在は快斗を補佐 |
【『名探偵コナン』サイド】
【ゲストキャラクター】
黄昏の館編
【『名探偵コナン』サイド】
名前 | CV | 備考 |
---|---|---|
江戸川コナン | 高山みなみ | 主人公。「黄昏の館」に集まった7人目の探偵として活躍 |
毛利小五郎 | 神谷明 | 有名な名探偵「眠りの小五郎」として館に招待される |
毛利蘭 | 山崎和佳奈 | 小五郎の娘。館にまつわる不気味な話に不安を見せる |
【『まじっく快斗』サイド】
【ゲストキャラクター】
名前 | CV | 備考 |
---|---|---|
千間降代 | 野沢雅子 | 「安楽椅子探偵」として有名。まじっく快斗にも白馬の回想でワンシーン登場している |
茂木遥史 | 堀内賢雄 | ハードボイルドな雰囲気漂う探偵。千間と親しい |
大上祝善 | 土師孝也 | 美食家探偵。晩餐の食事を自ら作ることに |
槍田郁美 | 篠原恵美 | 元検視官の女探偵。ルミノール試薬を常に持ち歩く |
石原亜紀 | 平松晶子 | 晩餐のために雇われたメイド |
烏丸蓮耶 | なし | 「黄昏の館」の元の所有者。半世紀前に謎の死を遂げたという大富豪 |