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眠りの小五郎

ねむりのこごろう

眠りの小五郎は『名探偵コナン』に登場する私立探偵・毛利小五郎に対する呼び名である。
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概要

眠気とともに鋭い推理力を発揮し、瞬く間に事件を解決してしまう。
そんな小五郎の推理スタイルから、いつしか定着した彼の探偵としての称号である。

……本当のところは、通り名の由来は同作の主人公、江戸川コナンが推理した事件の謎を周囲に説明する際――

  1. コナンが腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせる
  2. そのまま蝶ネクタイ型変声機を使い小五郎の声で推理した謎を周囲に説明する
  3. それによって事件解決
  4. 事件解決後、小五郎起床。そして本人は何も覚えていないにも関わらず小五郎が事件を解決したことになり、こうして彼の名前が全国レベルに知れ渡ることとなっている。
…という、一種の腹話術のような手法のため。

この一連の流れが、何も知らない周囲の人物達にはあたかも小五郎が眠ったように座り込み、彼が名推理で事件を解決しているように見えたことから(この時の寝顔もなかなかに渋い)。なおこの状況はよくこの光景を見かける目暮警部高木刑事からは、『例のアレがきたか』などと表現されている。
小五郎は現在、この(突然の眠気&目を覚ますと事件が解決)現象についてはモノローグ内で「真のオレ」によるものだと解釈している。

眠りの小五郎のデビューは、腕時計型麻酔銃を使わずに灰皿を蹴って小五郎を気絶させていた。
その時は、コナンも毛利探偵事務所に転がり込んですぐの頃で、探偵アイテムも蝶ネクタイ型変声機しかなかったため、小五郎に探偵役をさせるための非常手段としてやむを得なかった背景がある。

この手法、必ず小五郎でおこなっているわけではなく、偶発的にだが別人でも敢行されているのは良く知られている話。
代表的なのはの親友である鈴木園子で、大体はコナンが麻酔銃で小五郎を狙ったはずが、針の発射直後に園子が射線上に闖入(もしく発射時に誰かに邪魔されて誤射して園子に命中)してしまい、やむを得ず園子で推理を開始するパターンだろう。
同様のパターンだと、地方に旅行に行った際に山村警部でこの現象が起きる。
また、銀翼の奇術師で、蘭の母親の妃英理もこの現象を起こした。(本当は小五郎に狙うつもりだったのだが、飛行機が揺れて標的がずれて、この現象が起きた。)
服部平次もこのトラブルに見舞われ、コナンは仕方なく拙い関西弁で平次役を演じるも、途中から目を覚ましていた平次によって自分が工藤新一だと見抜かれてしまった。

デビュー後、コナンも毎回物理的に気絶させるのは忍びないと阿笠博士から麻酔銃を開発してもらったわけだが、よくよく考えると一発で大の大人を眠らせるほどに強力な麻酔を700回前後打たれたにもかかわらず、元気に生きている。
この手の検証に詳しい『空想科学読本』シリーズでも、麻酔の濃度と量は明らかにヤバい処方量だと指摘しており、現実なら薬物中毒になっておかしくないとのこと。

そんなことされてよく生きてたな小五郎のおっちゃん……。

だが最近の原作エピソードでは世良真純安室透の登場や麻酔銃を使わなくても、新一=コナンである事が分かっている阿笠博士に口パクを頼む機会が増えた事で麻酔銃を使う機会が減ってきたため、眠りの小五郎を披露する機会が連載初期に比べて減りつつある。アニメ版においては度々挿入されるアニメオリジナルエピソードで現在もそこそこの頻度で披露されている。劇場版では『14番目の標的』、『絶海の探偵』、『から紅の恋歌』の3作でのみ披露されている。


余談

2018年4月初頭において、ソーシャルゲーム『グランブルーファンタジー』における名探偵コナンとのコラボイベント『謀略の歯車』において、ひょんな事からコナン、蘭、小五郎、安室の4人は、グラブルの主人公一行バロワサーヤの探偵団とともに、グラブルの空の世界で起きたある事件に巻き込まれるのだが、その事件の謎解きの大詰めにおいてもやっぱりコナンは小五郎に麻酔針を撃ち込み、この「眠りの小五郎」を披露している。
ちなみにこの「眠りの小五郎」はイベントのみにとどまらず、コラボとしてSSRキャラで参戦するコナンのアビリティとしても存在しており、その内容はというと、

「小五郎を眠らせ、発動の翌3ターンの間推理を行う(発動ターンも含めると4ターン)」
発動条件:戦闘開始から3ターン後に使用解禁。一度使用したら再発動可能まで10ターン経過が必要。
推理内容(アビリティ効果):
発動ターン:味方全員防御50%UP(4ターンで解除)/味方全員『一回だけバッドステータス被弾無効化』付与(食らって剥がれるまで永続)
翌1ターン:味方全員攻撃力50%UP(発生から3ターンで解除)
翌2ターン:敵全員防御力50%DOWN(発生から2ターンで解除)
翌3ターン:味方全員2回攻撃確定/敵に通常攻撃や奥義ダメージを与えた際、その正規ダメージの20%分、敵に追い討ちダメージ(2回攻撃・追い討ちとも発生から2ターンで解除)
副作用:推理開始から終了までの正味4ターンの間、コナンは通常攻撃不能(小五郎の陰で推理を展開するため)

というもの。
ゲームシステム上の都合とはいえ、コナンの麻酔針で眠らされたまま戦闘の真っ只中に引きずり出され、攻撃や魔法が飛び交う中に4ターンも晒される様はかなりシュールである。

関連項目

名探偵コナン 毛利小五郎 江戸川コナン 蝶ネクタイ型変声機 腕時計型麻酔銃

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