「それ、マズくね!?」「限界突破! 究極のスパイミステリー」「危険すぎる緊急ミッション!標的は日本全土!」
概要
公開日 | 2013年4月20日 |
---|---|
英題 | Private Eye in the Distant Sea |
監督 | 静野孔文 |
脚本 | 櫻井武晴 |
主題歌 | 斉藤和義「ワンモアタイム」 |
興行収入 | 36億3000万円 |
前作 | 11人目のストライカー |
次作 | 異次元の狙撃手 |
読売テレビ放送開局55周年記念作品。
海上自衛隊の最新鋭イージス艦を舞台にコナンたちが巨大な陰謀に立ち向かう。
本作では防衛省、海上自衛隊が制作に全面協力し、実際のあたご型護衛艦「あたご」を取材したことで細部まで忠実な描写がなされている。
実写エンディングでは「あたご」やこんごう型護衛艦「きりしま」、SH-60Kヘリコプターが登場している。
女優の柴咲コウ氏が女性自衛官役でゲスト出演。ゲスト出演者が序盤からエピローグまで本格的に登場する主要ゲストキャラを演じるのは、本作での柴咲が初めてである。
公開に合わせてOVAで製作されていた劇場版ストーリーに連動したオリジナルストーリーがTVアニメ版に初めて放送された。それに合わせて今作以降、OVAのオリジナルストーリーは製作されなくなる。オリジナルストーリーでは、今までに2回劇場版に登場していた京都府警警部の綾小路文麿がTVアニメ版に初登場した。
実在の防衛省や海上自衛隊が物語に深く関わっているため映画の最後に「この作品はフィクションであり、実在の人物、団体、国家とは関係ありません。また、実際に起こった事件などを基に制作されたものでもありません」とテロップが流れる。
興行収入はそれまで最高記録だった『漆黒の追跡者』を上回ったが、本作からほぼ毎年最高記録を更新し続けることになる(唯一の例外の『緋色の弾丸』も本作の倍以上ある)。
ストーリー
京都府舞鶴港沖で、江戸川コナン一行は海自の最新鋭イージス艦の体験航海プログラムに参加していた。
ところが突然艦内に轟音が轟き、艦内は不穏な空気に包まれる。間もなくして沿岸で左腕のない海自幹部の遺体が見つかり、そこには不自然な点が多くあった。
隠し持っていた通信機で艦外の阿笠博士や服部平次らの協力を得ながら調査を続けるコナンだが、イージス艦内に某国のスパイ「X」が潜入していることが判明する。
ゲストキャラクター
名前 | 声優 | 職業 |
---|---|---|
立石由紀夫 | 廣田行生 | 一等海佐。イージス艦「ほたか」艦長 |
井上文忠 | 幸野善之 | 三等海佐。航海長 体験航海の案内役 |
関口誠 | 成田剣 | 一等海尉。海上自衛隊若狭地方隊・警務隊員 |
笹浦洋介 | 水内清光 | 一等海尉。若狭地方隊・情報官 |
倉田正明 | 松風雅也 | 海上保安官。海上保安庁若狭海上保安部・警備課所属 |
雨宮勇気 | 三田ゆう子 | 小学生。体験航海で父親と逸れたところをコナンに声を掛けられる |
藤井七海 | 柴咲コウ | 一等海佐。防諜部隊所属 |
スパイX | 黒田崇矢 | ほたかに潜入した某国の工作員 |
佐久間重吾 | 麻生敬太郎 | 三等海佐。砲雷長兼戦術行動士官 |
野津原将 | 三戸耕三 | 三等海尉。船務士・電測員 |
岸大和 | 津久井教生 | 二等海尉。船務士・電測員 |
丸山一 | 松本大 | 二等海尉。通信士 |
的場章 | 鳥海勝美 | 三等海尉。船務士・電測員 |
味谷勇作 | 土田大 | 三等海尉。船務士・電測員 |
畑宗徳 | 西前忠久 | 三等海尉。船務士・電測員 |
我孫子勇治 | 毛利ケンイチ | 三等海尉。艦内警備担当、砲雷科の運用員 |
渡辺隼人 | 鈴木清信 | 三等海尉。艦内警備担当、砲雷科の運用員 |
沢村啓太 | 蓮池龍三 | 三等海尉。機関士 |
宗川勉 | 天田益男 | 海上保安官。若狭海上保安部刑事課所属 |
副長 | 梅津秀行 | 二等海佐。船務長兼副艦長 |
竹川 | 宗矢樹頼 | 某国の工作員 |
車折 | 沢木郁也 | 京都府警捜査一課刑事 |
余談
劇場版1作目から前作まで毎回登場していた白鳥任三郎が今作では出演(過去作の流用だがOPの映像のみ出演)せず、彼の劇場版皆勤賞はここで途切れる事となった。
韓国ではとある旗に対する批判から劇場公開が見送られた。