概要
鈴木園子が推理を披露する際に使用する眠りの小五郎と同じニックネーム。
ただし、ニックネーム自体が園子本人が思いついた自称であり、周囲にはまだ浸透していない。
実際のところ、江戸川コナンが探偵役として腕時計型麻酔銃を毛利蘭に発射した際、誤って彼女に命中してしまい、急遽彼女に代行してもらうことになったのが始まりである。以降も現場に彼女が居合わせた場合は探偵役を任されることになった。
これは、毛利小五郎と同様、推理時の記憶が無いにもかかわらず、その違和感を深く追求しない大らかな性格が非常に探偵役に向いているという理由による。
ただし、園子本人の観察力は鋭く、たまに事件解決のヒントになるような事を言ったり、普通の人間なら見過ごすような些細な怪しい部分を指摘したりする。
例をあげると、沖矢昴が毎回襟の詰まった恰好をしている為、首元にタトゥーでも隠しているのではと勘ぐったことがある(実際には変装用の変声機を隠しているのだが、「首元を人に見られると困るので隠している」という推理は当たっている)。『疑惑の辛口カレー』ではコナンが出したヒントからすぐに正解を導き出していた。
またアニオリ『蘭へのラブレター』ではコナンが「俺の推理とほぼ同じ」と思うほどの名推理を見せたこともある。
近年は世良真純・安室透の登場によって、探偵役が不要になるパターンも増えたこともあり、彼女の出番は減少している。
その為、推理クイーン園子の登場は眠りの小五郎と同じく原作よりもアニオリで披露する事が多く、その場合は「コナン・蘭と外出→事件に遭遇して推理クイーン園子が登場」というシチュエーションがほとんどであり(『消えた黒帯の謎』では蘭と別行動時に披露している)、メタ的に言えば、コナンと蘭だけで事件に遭遇してコナンが推理を披露してしまうと蘭にコナンの正体がバレる可能性が高い為か影武者要員(探偵役)の形に近い(園子未登場の別のエピソードでは小五郎や阿笠博士が明らかに影武者要員の形で途中から登場した例もある)。
劇場版ではコナンが自ら犯人と対峙する傾向が強いため、実は一度も披露されたことがない(ただある人物を探偵役にする際に誤って園子の声を出したことがある)。