概要
コミックス第96・97巻収録。
テレビアニメでは第993、994、995話として2021年1月9、16、23日に前中後編として放送された。
あらすじ
映画『アゼンジャーズ』を観に出かけたコナン・蘭・園子・京極・世良はその帰り道に女性を人質に取って逃走しようとしていた強盗を目撃。
京極は強盗を撃破したが、これはドラマの撮影であり、それを知らずに強盗役の俳優を気絶させた京極はその代役として急遽ドラマに出演する羽目に。
撮影は順調に進むが、最後の撮影場所となった廃校舎で2つの殺人事件が発生してしまう……。
解説
このエピソードの終盤、コナンの推理で犯行を暴かれた犯人は近くにあったワゴン車に乗り込み、急発進させて廃校舎に突っ込んで自殺しようとした為、蘭・世良・京極が阻止している。
ただし、蘭と世良だけでは阻止できず、その後に京極が猛スピードで校舎に突っ込もうとするワゴン車に背後から追い付き、その上で後輪を持ち上げた事で犯人の自殺を阻止した為、京極がいなかったらコナンは「推理で犯人を自殺させる」という最悪の結末になっており、コナンにとっては運がよかったといえる(また、今回の場合は京極がいたからこそ扱えた展開であり、京極がいなかったら犯人の自殺が確実に成立する為扱わない展開と思われる)。
余談
上記の通り、犯人はワゴン車に乗り込んで自殺しようとしているが、原作ではシートベルトしていないのに対し、アニメ版では諸事情でシートベルトをちゃんとしている為、アニメ放送時はネット上で「これから自殺するというのにちゃんとシートベルトしてる」と突っ込む人もいた(シートベルト関連については『さざ波の魔法使い』でも発生しており、こちらは原作と同様にシートベルトをしていなかったが、修正された場合は内容が大きく変わる為か例外中の例外といえる)。
本作では、原作では久しぶりとなる推理クイーン園子が登場しているが、アニメ版ではひとつ前のエピソードである『町家カフェでの事件』でも推理クイーン園子が登場しており、2作連続で推理クイーン園子が登場する事になった(その為、アニメ版では「久々の」という蘭の台詞がカットされている)。