概要
コミックス96巻に収録。テレビアニメでは第983話・第984話として、2020年10月3日と10日に放送された。
お馴染みの怪盗キッド回に、長野県警からやってきた諸伏高明が乱入。服部平次も登場するのだが、彼は自身の恋愛事情が原因でまさかの醜態を晒してしまう事態に。
あらすじ
清水寺での新一と蘭のキスを目撃した平次は和葉への告白に悩んでいた。
今回、怪盗キッドへの対決の為にコンクパールの『妖精の唇（フェアリーリップ）』を準備した鈴木次郎吉は警視庁で中森警部と打ち合わせ中、私用で長野から来ていた諸伏高明のアイデアによって巨大な氷柱に展示品を入れるセキュリティにした。
探偵二人と軍師相手に怪盗キッドが選んだ変装相手は…。
余談
劇場版・OVAでは数回キッドに接触していた平次と和葉だが、実は原作で平次と和葉が怪盗キッドに会うのはこれが初めてである。
またこの回では石井康嗣氏が2代目として演じる中森銀三の初登場回（劇場版を含めると『紺青の拳』が先）であると同時に2020年9月27日に次郎吉の2代目声優である富田耕生氏が脳卒中により死去した為、本作が富田氏の『名探偵コナン』における最後の出演となった（その為、2代目中森と2代目次郎吉の組み合わせは本作が最初で最後となった）。
その後のスピンオフ「犯人の犯沢さん」では佐藤正治氏が次郎吉を演じ、2023年12月に放送された『キッドvs安室 王妃の前髪』でも次郎吉を演じている為、佐藤氏が正式に3代目次郎吉役を担当する事となった。
世紀末の魔術師より後の時系列である（序盤の和葉の発言から）。
2024年の劇場版『100万ドルの五稜星』はこの事件の後日譚であり、なおかつポンコツ具合を晒した平次のリベンジ回である。
そのため、同年3月30日放送分は本話前後編を再編集した1時間スペシャルとなり、エンディング後には新規映像として劇場版に繋がるシーンが追加された。
