概要
『逆転裁判(無印)』及び『逆転裁判 蘇る逆転』の第1話『はじめての逆転』に登場。年齢22才。身長169cm。
職業はモデル。事件の被害者であり、彼女の留守を狙って、マンションの部屋を物色していた山野星雄と帰宅時に鉢合わせし、逆上した彼によって『考える人の置時計』で頭を殴られ即死した。不幸にも海外旅行を楽しみ、帰国した矢先の出来事であった。
矢張政志とは恋人関係にあったが、最近は疎遠になっていた。デートの回数を減らされたり、電話を掛けても出なかったり、出ても即座に会話を打ち切ったりと「あからさまに、彼氏との接触を避けようとする態度や行動」が目立っていた。にもかかわらず、当の矢張は「俺達は熱愛カップル!」と裁判でも豪語していた。彼のこういった面に嫌気が差して、一時的に距離を置こうとしたのか、それとも「近い内に見切りを付けよう」と思っていたのかは定かではない。当初、警察と検察側は「矢張と不仲になりつつあった事から、彼からの恨みを買い、殺害された」と推理していた。
検察側の調査によれば「矢張の他にも、複数の男性と関係を持っていた事」が明らかになっており、所謂パパ活によって遊ぶ金を得ていたとされる。モデルとしては無名だった上、収入も大した事はなかったからこそ、スキャンダルの心配も無用で、遊び好きの美佳も、自由奔放に振る舞えていたのだろう。
事件の前日まで矢張には知らせず、ニューヨークで旅行しており、それを知った矢張はショックを受けていた。しかし、旅行先でも彼が作った『考える人の置時計』をわざわざ持ち歩いており「矢張への愛情自体は持っていた」と成歩堂龍一は推察している。いずれ矢張とは別れるつもりだったとしても、彼を遊び相手の1人扱いしていたとしても、一定の好意は残っていたのは確かだろう。
彼女が殺害された事件では、母国と旅行先の外国との時差が関わって来る。英語版では「シリーズ全体の舞台がアメリカ」に変更されており、旅行先もパリに変更されている。
名前の由来は「高飛車」から。ある意味では、彼女の性格を表していると言える。『1』及び『蘇る逆転』の攻略本のオマケ漫画では「裁判の前夜、千尋の指南を受けつつ、予習に励む成歩堂の姿」が描かれているのだが、悲惨な事に彼には名前を間違えられて、ノートに「日高友加(ひだかゆうか)」と書かれてしまった。裁判前日とは思えない程、情けない失態を演じた弟子の成歩堂に、師匠の千尋は容赦なく顔面パンチをお見舞いした。
英語版では「Cindy・Stone(シンディ・ストーン)」という有名人2人が、その由来であろう名前となっている。