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33歳独身女騎士隊長。の編集履歴

2024-04-03 11:19:19 バージョン

33歳独身女騎士隊長。

さんじゅうさんさいどくしんおんなきしたいちょう

33歳独身女騎士隊長。とは、天原氏による漫画作品である。

概要

異種族レビュアーズ』や『平穏世代の韋駄天達』の原作他、pixivでは『発想の常勝無敗』でおなじみ天原氏による漫画作品。

上記二作が原作のみなのに対し、こちらは作画も併せて担当。成人向け電子限定雑誌『アナンガ・ランガ』にて連載し、当初はそちらか単品での販売のみであったが、無事書籍化した。

現在単行本三巻発売中。以下続刊。


あらすじ

異世界のとある小国「クロノワーク」そこで騎士団の王女護衛隊長を務めるメイル(33)と副長のメナ(30)は今日もブラックな職場と人間関係に振り回されつつ、男が欲しいと嘆くのであった。

33歳独身女騎士隊長のブラックで赤裸々な人生を描いた下ネタファンタジー。


登場人物

メインキャラクター

メイル

クロノワーク王国騎士団王女護衛隊長。33歳独身男性経験なし。キガ家三女。表向きは真面目な隊長で振る舞っているが、その実食って寝て酒飲んでオナ〇ーすることが生きがいの干物系女性。しかし作中ではどちらかというと傍若無人なシルビアや天然爆弾のエメラに振り回されていることが多く、苦労をしのばせる。一応は貴族の令嬢なのだが、そう見える場面は一切ない。

戦闘力は王国でも屈指であり、かつて戦時中に国が掲げた『人口が10分の1なら一人が10倍強くなればいい』というブラック極まりない逸話を達成した数少ない一人。ただの暴漢なら50人程度は相手できるとのこと。

戦時中からブラックな体制に慣れきっており、給料と酒と肉を与えればいくらでも働く反面、休みが多くなるとどうしていいかわからない社畜精神の持ち主。

ちなみにタイトルが『33歳』なため、今後いくら時が過ぎようと彼女は33歳なのである。いいね?


メナ

メイルの副官で、30歳独身男性経験なし。隣国ソクオチ国の血が入っており、メイルより簡素な顔をしている。それゆえ冷静沈着な副官と思われがちだが、中身はメイルと似たり寄ったりである。男性同士の恋愛を好む腐女子でもある。

メイル、シルビアとの付き合いは長く、彼女もまた一人で十数人を相手取るほどの実力者。


シルビア

クロノワーク王国第一王女。29歳。初登場時はバツ3の超問題児姫であったが、その後嫁いだゼニアルゼ王国との相性があらゆる意味でよかったようで、無事懐妊し正式な王妃となる。ちなみに夫への評価は「働かないし政治にも興味がない、セックスの時だけ元気になる良い夫」とのこと。

戦時中は天才軍師として名を馳せ、王女でありながら最前線で采配を振るい、メイル、メナと共に国を勝利に導いた。その手腕は現役であり、王妃となって国政に関わるようになってからはクロノワークおよびゼニアルゼの強化と己の野望実現に余念がない。

ハーレム推奨派の超ドスケベで、これまでは男の相性が悪くて離婚を繰り返したのみならず、王に手を出して大問題になったこともある。


エメラ

クロノワーク王国第二王女。12歳。シルビアが嫁いでからはメイルの主な護衛対象。シルビアと違い戦争を経験していないどころか、その性格上誰しもが下世話な教育を避けたため、非常に天然&純粋無垢な性格。ただし非常にアクティブなため、無垢にとんでもない事を言い出しては周囲を困らせる一面も。また彼女も生粋のクロノワーク人ゆえ、護身術と言いつつ手の豆がつぶれるほどに剣の稽古をこなしている。

遊び相手として一緒に過ごすことになったソクオチ王子オサナからは恋心を向けられているが、本人的には頼りない弟という認識らしい。


クッコ・ローセ

退役騎士で、現在は見習い騎士の育成担当を務める教官。メイルとメナも彼女の指導を受けた。年齢は不詳。かつて合計三回盗賊につかまりくっ、殺せ!な経験を受けており、その経験からくるありがたい指導をしてくれる。

後にシルビアの要請でゼニアルゼ女騎士団に貸し出され、見事団員たちを育て上げた。


ザラ

特殊部隊隊長。31歳独身。クロノワーク屈指のタフネスを誇り、数日間寝ずに働いても平気という完全にブラック体質に順応した隊長。そのためいつも死んだ目とクマを作っており、たまに休むと完全に別人の様相と化す。また、貴族出身ではない完全な叩き上げ隊長でもある。

特殊部隊の具体的な仕事内容は不明だが、敵兵の洗脳教育を施したり盗賊のアジトを壊滅させたりスパイを探したり人材の管理をしたりと業務もなかなかのブラックなようである。戦闘力は高いがメイルには劣る。


フローレル

女王護衛隊長。34歳独身。クロノワーク育ちだが、代々女王の護衛をしてきた一族の出であり、教育もそちらで受けていたため、クロノワークの思想には染まっていない。また、女王護衛という役柄上主な仕事は侍女の教育や式典での警備など城内勤務が多く、野営慣れもしていない。その立場上シルビアからは敬遠されている。自分の立場を誇りには思っているが、シルビアから男性経験がない事を指摘された時にはかなりダメージを受けていた。

酒に弱く、酔うと誰よりも下品となってすぐ脱いで踊りだす癖がある。そしてしっかり覚えている。


サブキャラクター

王女護衛隊

メイルの下で働く女騎士たち。基本的にモブキャラのため目が隠れていることが多いが、たまに顔が出る。

レギュラーとしてはダリエル(唯一の名前持ち、くせ毛)、金髪ロング(3割の彼氏持ち)、おさげ(角オナ派)などがいる。全員一応王女護衛隊に入る条件を満たしているため、達士以上の実力の持ち主である。


ナマコ

国内警備隊隊長。26歳独身。その業務内容の通り、他二人の隊長よりも出番は少なめ。普段はバケツヘルメットのフルアーマーで体を覆っている。業務外でも利き手の腕周りだけは武装しているあたり実力者の一角を匂わせるが今のところ活躍は描かれていない。わざわざクロノワークに潜入して暴れるような命知らずは滅多に現れず、警備より雑務をこなす事が多い。皆より年下で、家と土地を無理矢理騎士に買わせる戦時中の悪風習に巻き込まれなかったため、おそらく今でも実家暮らし。加えてかなり親の教育がうるさいらしく性的なものには耐性がない。ただし親には結婚を焦らされているらしい。


マユ

ゼニアルゼ王国騎士団女騎士隊長。作中でも屈指の常識人。シルビアおよびローセ教官が来るまでは、箔付けのためだけに入団しやる気のかけらもない女騎士たちに辟易していた。彼女の進言によりゼニアルゼ騎士団の予算がクロノワークに援助されたことが一つの転機となる。


ミンロン

異国の女商人。27歳独身。ゼニアルゼとクロノワークの間に交易路ができたことでいち早く駆けつけ、商売を開始するもクロノワーク人のあまりの精神的貧困ぶりにドン引きした。のちにメイル経由でシルビアに気に入られ、正式にクロノワークと他国の交易を取り仕切る立場となる。

メチャクチャな着やせをするものすごい体の持ち主。


オサナ・ソクオチ

ソクオチ王国王子。10歳。ソクオチとゼニアルゼの間に交わされた講和条約により、15歳まで人質としてクロノワークに送られ、シルビアの策略によりエメラの遊び相手として共に過ごすことに。

来た当初は猜疑心と敵対心の塊であったが、純粋なエメラを前に即オチした。

それでもまだ「クロノワークの政治にソクオチの人材を食い込ませ、内部から切り崩していく」という野心はある。しかしシルビアが何枚も上手である事、そしてソクオチにクロノワークの文化が流入していく事に頭を抱えていたり。


ラッカ

ソクオチ王国騎士団女将軍。クロノワークとの交易を機として、ゼニアルゼに攻め込もうと策略したが、シルビアの掌で転がされ即オチした。その後は国でも冷遇され、将軍でありながら盗賊の討伐に駆り出された上に敗北し凌辱を受ける。その後メイル達に救われたが国に帰っても処刑が待つだけとなり部下と共にクロノワークに亡命した。

とここまでは散々だが、その後シルビアの命令でスケベ温泉施設に勤めることになり、そこで幼馴染の青年と再会し、即結婚しメイルの隣家に越してくる。まさかの逆転ホームラン人生でメイルに絶望を与えた。

一応市民階級になっているものの「知識だけで想像力が欠如しているが、計算機としてならば優秀」としてシルビアに才を見出だされ、ソクオチ国から派遣された文官のリーダーをやらさせたり外交に関わらされたりしている。会計業務長として文官達を指揮する際、時折将軍時代の覇気が戻る。


レル

ラッカ将軍の元同僚。ソクオチ王国騎士団新女将軍にして元分家であったワカラーサ家筆頭。ラッカ将軍に対して並々ならぬライバル意識を抱き言動も辛辣だが当のラッカからは軽くいなされ嫌味も受け流される。引継ぎの際にラッカの婚約者であったブタ(無能・バカ・デブ)まで引き継いだ事を指摘され、かなりのダメージを受けた。生粋のソクオチ人だけありクロノワークのエロ文化には赤面しながらも食い気味。またラッカ元将軍が敗けた原因が武力差にある(実際に僅差でレルが強い)と思い込み、オサナ王子の護衛として滞在中のメイルに親善試合を挑むも圧倒的な戦力差でその名の如くわからされる事となった。


登場する国

クロノワーク

特に産業もなく文化レベルも高くないが、武力だけは異常に高い小国。「多くの犠牲を払って制圧しても、得るものが無い」という扱いで戦乱の時代を生き抜いた、強かな国。

ミンロン曰く「貧困が長すぎて国民の心まで貧しくなっている」とのことで、肉酒エロといった即物的なものにしか興味を示さない国民が多い。

名前の由来は「ブラック労働(黒のワーク)」だと思われ、特に騎士団は他国の人間が聞いたら想像を絶するような過酷な労働が常態化している。


ゼニアルゼ

名前通りとにかく金持ちの国。シルビアが嫁いで出来た縁でクロノワークに余剰資金からの一部供与を行ったところ、騎士団の予算が20倍になった事からもその

経済力の高さがうかがえる。

ただ武力は低く、クッコ教官が鍛え直してようやく一般の騎士団のレベルにまで達した。

シルビアが政治に関与して以来、国内はかなり動いたようだが……。


ソクオチ

禁欲と節制を旨とする真面目な国。

……だったがゼニアルゼとクロノワークに敗北しオサナ王子も事実上の人質となり、そこからクロノワークの享楽的な文化が入り込んで大変なことになっている。



関連リンク

天原氏のpixiv関連ページ

掲載誌アナンガ・ランガ出版社ホームページ(!!18歳未満閲覧禁止!!)

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