干物女
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ひものおんな
色々なことを面倒くさがる女性への蔑称。
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フリー台本九作目です。 タイトルやセリフの変更などはご自由にどうぞ! ・ご使用の際は作者名を記載していただくようお願い致しますm(__)m ・また、ご使用の際にこちらに知らせて下さったり、この作品のURLを記載して下さると嬉しいです。 ・商業利用可です。その場合は必ず作者名とこの作品のURLの記載をお願い致します。_(._.)_ ※「・・・・・」となっている所は少し間を開けて下さい 台本の規約に関する話はここまでです。 以下、長ったらしい小説が続きます。 「なるほど…。 君の絵の実力、見せてもらったよ。 ……ところでさ、丁度家庭的で家事も掃除も出来て絵もそこそこ上手なアシスタントを探してるんだけどさぁ。」 そう言うと、彼女はニィ。と笑ってみせた。 ・・・ 僕の住むところは田舎だ。 本当に何もない。 コンビニが数件ある程度で、他は見渡す限り田んぼ、田んぼ、田んぼ。 そして、僕の中で一番最悪だと思うのが年に数回ある親戚の集まりだ。 本当に普段何をしてるいんだ?っていう人が沢山いる。 そして終始酒臭く、まだ若い僕はそんな人達の酒を注がなくてはならない。 しかし、その中にも小さな楽しみはあった。 こんな田舎には珍しい、若くて大人びた女性。 僕よりいくつか年上なのはすぐに分かった。 いつも周りの親戚の人達から「結婚はまだか?」とか、「彼氏は出来たのか」とか言われて茶化されている。そのたびに彼女はムスッとした顔をして、不機嫌になるのだ。 そんな彼女とはいつも一言二言交わす程度で、まだ沢山話をした訳じゃない。 きっかけは、とあるお盆の集まりだった。 どうやら彼女は自らの夢の為にこの田舎を出て一人暮らしを始めるそうだ。 僕はショックを受けた。今思うと、僕はこの時から既に彼女に惹かれていた。 大した話も出来ずに解散の流れになり、集まった人達は帰り始めていた。 僕は半分、投げやりな気持ちで彼女に話しかけた。 「もし良かったら今度、お茶しませんか?まだまだ話し足りないですし…。」 彼女は少々驚いていたようだった。 「もしかしてこれってさ、私の事口説いてる?」 「…え?」 「ふふっ、冗談よ。 でも、お姉さんをからかっちゃダメだぞ。」 「ち、違いますよ。僕は前からずっと気になってて……あ。」 我ながら最悪の答えだった。 「っ!」 彼女は先程よりももっと驚き、赤面した。 「…君が、嘘をついてないってのは分かったわ…。 ……いいよ、一緒にデートしようか。二人きりで。」 その言葉に僕の胸はどくん。と脈を打った。 連絡先を交換し、解散という流れになったところで彼女が呼び止めた。 「ねえ、」 「どうしました?」 「私さ、君より年上だけど、それでもいいの?」 「え…、はい!なんていうか、その、実は始めて見た時からずっと気になってて…。」 「………実は、私もよ。」 彼女が、僕が大好きな同人作家だと分かるまではそれほど長くは無かった。 それと同じく、仕事以外の家事が全くできない人だっていうのも。 そして僕は雇われたのだった。彼女のアシスタントとして。2,378文字pixiv小説作品