三峯徹
みつみねとおる
概要
1967年3月24日生まれ。神奈川県出身のハガキ職人。
1989年の「ペンギンクラブ山賊版」への初投稿以来、エロ漫画雑誌を中心に活動。
エロ漫画雑誌の読者コーナーで必ず目にする、独特のフィールを持つ投稿ハガキの差出人として知られる。ほとんどのエロ漫画雑誌に投稿したとされ、人呼んで『エロ漫画界の座敷童子』。
彼の投稿を掲載拒否した雑誌は休刊・廃刊の憂き目にあったとか、読者コーナーへ新規にハガキが来ると編集者から『伝説の人』扱いされるなどという都市伝説まであるほど。
メインの投稿先がエロ漫画雑誌の読者コーナーにもかかわらず、ここまで注目されたハガキ職人は前例になく、2010年には素顔を伏せつつも「タモリ倶楽部」への出演も果たす。
なお、ハガキ採用の有無にかかわらず、ポストに投函した時点で既に満足しており採用か不採用かは考えていないとのこと。
BL雑誌へも投稿しており、雑誌ジャンルは幅広い。
ペンネームは三峯産業(株)でアルバイトをしていた事に由来する。
掲載拒否されている雑誌用に「丹沢恵三」(由来は4コマ漫画家の丹沢恵から)、一般誌には「峯」を「峰」に変えた「三峰徹」、さらにBL・ホモ系雑誌では「三峯徹子」と別名義を使い分ける。
その独特な作風(?)と投稿に対するストイックさが評価され、漫画家にもファンが多い。
エロ漫画におけるヒエラルキーのピラミッドの頂点の先に逆ピラミッドとして三峯徹がいるという説もある。
作風
ポエム+イラストを特徴とする投稿ハガキ。しかし、初期は女の子を描いておらず蘊蓄系がメインだったという。文章+イラスト → 五七五+イラスト → ポエム+イラスト という過程を経て現在に至る。
タモリ倶楽部での特集で、絵が進歩(?)してきた過程が紹介された。一見わかり難いが、きちんとペンの使い分けを行っている。
自画像はシルクハットにマントを羽織った「三」が書かれた仮面(?)を付けた怪人。この場合の彼は「三峯仮面」という。後に同人として参加した時のサークル名にもなっている。
エピソード
- かつてはアニメ系雑誌などの一般誌にも投稿していた。
- 初期は女子プロレスへの興味を匂わす投稿もある。
- 同人誌即売会にも参加している。
- 2015年1月に若年性脳梗塞で入院していた事が、本人により掲示板に書き込まれた。また、稀見理都の対談本「エロマンガノゲンバ」でのインタビューにて入院した事により投稿活動が親バレした事を明らかにしている。
- スマートフォンアプリ「ポプテピピック++」において、どういう伝手で依頼されたのかは不明だが、起動時の注意事項画面のイラストを手掛けている。三峯徹タッチのポプ子とピピ美は衝撃的。
- 2020年5月11日、「ヤングコミック」(少年画報社)6月号で三峯徹の半生を描いた「人物日本の歴史三峯徹」の連載が始まった。(~2022年11月号)