シェヘラザード
しぇへらざーど
曖昧さ回避
- 『千夜一夜物語』の登場人物兼語り手。本項で解説。
- 上記をモチーフとして制作された交響組曲。本項で解説。
- 『新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop』に登場するモビルスーツ。⇒シェヘラザード(ガンダム)
- 『マギ』の登場人物。⇒シェヘラザード(マギ)
- 『Fateシリーズ』の登場人物。⇒シェヘラザード(Fate)
- 『takt op.』の登場人物。⇒シェヘラザード(ムジカート)
『千夜一夜物語』のシェヘラザード
妻の不貞を目撃した事から女性不信となったシャフリヤール王は、処女と結婚しては翌朝には処刑していた。殺害した女性が3000人に達したとき、彼は大臣の娘のシェヘラザードと結婚する。
知恵に富んだシェヘラザードは王に毎晩、不思議な物語を聞かせては「続きはまた明日」と言って王の興味を惹き、自分を殺させなかった。
そして、千夜にわたって物語を聞かせ続け、その間に王との間に三人の子をもうけた。王は自分とシェヘラザードの間に子供が出来たことを喜び、シェヘラザードを殺さないこと、また彼女を正妻にすることを誓った。
シェヘラザードは、人の教訓が含まれた物語を聞かせ続け、シャーリアール王を改心させることに成功したのであった。
交響組曲『シェヘラザード』
19世紀後半のロシアの作曲家集団「ロシア5人組」の一人に数えられるニコライ・アンドレイェヴィチ・リムスキー=コルサコフによる交響組曲。演奏時間は約45分。『千夜一夜物語』のシェヘラザードをモチーフとしており、組曲を構成する4つの楽章全てにシェヘラザードを象徴するヴァイオリンソロが含まれている。
バレエやフィギュアスケートのプログラムに用いられる事で有名。
構成
第1楽章《海とシンドバッドの船》(Largo e maestoso—Allegro non troppo)ホ短調 - ホ長調
第2楽章《カランダール王子の物語》(Lento—Andantino—Allegro molto—Con moto)ロ短調
第3楽章《若い王子と王女》(Andantino quasi allegretto—Pochissimo più mosso—Come prima—Pochissimo più animato)ト長調
第4楽章《バグダッドの祭り。海。船は青銅の騎士のある岩で難破。終曲》(Allegro molto—Vivo—Allegro non troppo maestoso)
外部リンク
- Wikipedia(Wikipedia)