みんなが幸せになるなら、ボクなんかどうなっても・・・
概要
小説『Frozenteardrop』に登場したマーズスーツに対抗する抑止力として開発された新型モビルスーツである。搭乗者はカトリーヌ・ウード・ウィナー。
『EndlessWaltz』版A.C.(アフターコロニー)の世界における全てのガンダムタイプモビルスーツの原型機となった「ウイングガンダムプロトゼロ」とオペレーション・メテオで降下された5機のガンダムの間に開発された「試作機(シェヘラザードの原型機)」を再建造・リビルドした機体である。
ガンダムサンドロック系列の機体であるために曲刀を基本武装とし、モビルドール・マグアナック隊との連携を前提した機体コンセプトである。また、火星の技術を応用し再建造されたために、従来のガンダムとは一線を画す性能面を発揮している。
アラビア風の短剣(ジャンビーア)を主武装とし、ガンダムサンドロック以上に密接戦に特化した機体へと変貌を遂げている。また本機の特徴には、モビルスーツではあり得ないほどの流動動作を可能としており、あたかも民族舞踏である「ベリーダンス」の動きで、主武装であるジャンビーアで装甲とパーツの継ぎ目を切り取るという繊細な攻撃を得意とし、従来の破壊ではなく分解、解体するといった曲芸を披露する。
戦場で鮮やか舞い、敵機体の背後を流れるように捉え、瞬時に分解する本機をドクトルT(トロワ・バートン)は密接戦に特化した狂気の人型兵器で“踊るアサシン”と賞賛する。
また火星の磁気嵐の影響により白雪姫(スノーホワイト)同様に全身を特殊なマント(ビジャブ・ヴェール)で覆われている。そのために機体の全貌は不明であり、連載終了後でも正式な設定画が存在しない。
武装
ジャンビーア
本機の主武装であるアラビア風の短剣。ガンダニュウム合金を上回る強度を持つ新素材「MG合金」が使用され、ガンダムの装甲を引き裂くことも可能。
シャムシール
本来、シェヘラザードに装備される予定であった新月刀。作中ではシェヘラザードの完成度80%の段階であったため、ソフトウェアが未完成のままとなっている。
ビジャブ・ヴェール
火星の磁気嵐でも動作を可能としたナノ・ディフェンサーマント。白雪姫(スノーホワイト)のマントとは違い光学迷彩の機能も持つために、虹色の輝きを放つ。
試作機
上述のシェヘラザードの試作機となったモビルスーツである。
過去の月面での大戦で極秘裏に実践投入、大戦終了後は解体された状態であった。しかし火星での戦争を予期したプリベンターによって回収され、ドクトルT(トロワ・バートン)によってシェヘラザードへと再建造される。
関連機体
XXXG-01SR ガンダムサンドロック
XXXG-01SRCガンダムサンドロック改
XXXG-01SR2ガンダムサンドロックカスタム