概要
「壊滅」のナヌークを信奉する集団。
ナヌークを主と仰いで各世界を襲い、暴虐の限りを尽くして「壊滅」の意思を実践している。
しかし彼らのそれは、純粋なる破壊衝動や世界への憎悪から来るものではなく、物的世界の欲望に縛られたままの不純なもので、戦争洪炉に身を投じて自我を捨て、ナヌークの忠実な兵となる程の胆力もない。
「壊滅」を己の略奪行為の正当化に用いている節すら見られるため、信仰対象のナヌークからは相手にされていないどころか軽蔑の目すら向けられている。「アナイアレイトギャングにナヌークが見出す価値は、故意に花瓶を割ろうとする赤子にすら遠く及ばないかもしれない」とは、天才クラブ#64原始博士による評価である。
こうした思想に乏しい邪悪さから、多くの派閥に危険視され蔑まれており、ヘルタ等はクズと言い切っている。
組織内でも派閥争いが激しく、現在判明している「永火官邸」と「ヤペラーブラザーフッド」は醜い抗争を繰り広げていた模様。
昔には一度「愉悦」アッハの支援の下、「虚無」Ⅸ暗殺を企てたことがあるが、そのメンバーは行方不明となった。
このように他の派閥に出し抜かれることも多く、本編でもまさかの出オチを遂げる等あんまりな扱いを受けているが、その残虐性は侮れず、実際滅ぼされた文明も存在する。
星神や使令のような天災とは対照的に、現実的で比較的身近な業悪としての立ち位置に彼らはある。
構成員
永火官邸
- 冥火大公・アフリート
CV:丹沢晃之
ナヌークによって滅ぼされた星・トフェトで生まれたプラズマ生命体(炎魔一族)で、つねに燃えている体が特徴的。
アフリートの「子供達」
CV:新垣樽助
CV:野口瑠璃子
CV:三瓶由布子
CV:佐々木未来
ヤペラーブラザーフッド
- ヤペラー裁判官
「ヤペラー反逆事件」にて、星核ハンターに宮殿と共に燃やされた。彼らがどの程度の立ち位置にいたのかは不明。
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ストーリーにおいて(ピノコニー編のネタバレあり)
幕間「凡人のから騒ぎ」にて冥火大公の分身が登場。
宇宙ステーション「ヘルタ」を襲撃するも、被害が拡大する前に開拓者によって阻止される。
同時に、どういう形かは不明だが「冥火大公がピノコニーに招待された」との情報が入り、冒頭PVも彼が部下達と準備を整える内容である等、派手な暗躍を見せる事が予想された。
……が、いざ向かう途中、何らかの理由でピノコニーに侵入したかった一人の女性の襲撃を受け、その圧倒的な力に「永火官邸」は崩壊。招待状を奪われ、舞台にすら上がれずに終わるという末路を遂げた。
冥火大公は惨殺されたらしいが、他のメンバーの行方については現状不明。
- 余談(ネタ寄り)
PVでは間違いなく関わったらろくなことにならなさそうな雰囲気を醸し出しておきながら、結果的には襲撃され、最終的に玉砕されていることから、
「ピノコニーの癒やし枠」、「誰?」「アッケナイトギャング」など、散々な言われようになってしまった。また、それだけでなく、PVの概要欄には実は彼らのその後の結末が書かれているなど、ネタ化に拍車をかけている。