概要
第1作目の『熱血硬派くにおくん』の流れを汲むアクションゲーム。今作からLボタンとRボタンでのガードが追加された。
本作はくにおくんシリーズのアーケード式アクションという点では最終作となっており、皮肉にもテクノスジャパンの挽歌、そして時代背景を考えると古典的な不良そのものの挽歌と言えなくも無い。
移植版
くにおくんシリーズ35周年記念として、移植版の制作が決定される。オリジナル版を余す所なく踏襲しており、オープニングムービーや主題歌、コミック風のカットシーンも追加される予定となる。
海外名は『River City Girls Zero くにおたちの挽歌』。2022年2月14日発売。
更には現世代機向け移植版となる『新・熱血硬派 くにおたちの挽歌 -with River City Girls Extra-』が同年9月22日に発売。
移植が実現した決め手は『River City Girls 2』で本作の内容を取り上げるためで、追加されたカットシーンでは『River City Girls』版のきょうことみさこが本作を視聴するというメタ構造になっている(本作は映画のような演出があるため劇中劇ではないかという考察もあった)。
ストーリー
くにおとりきは、身に覚えのないひき逃げの罪で少年院に入れられてしまう。
翌日、面会に来たひろしから異変を知らされたくにおとりきは、少年院から脱走を図る。
その後二人が目にしたのは、だいきに乗っ取られた熱血高校と、倒壊寸前なまでに荒らされた花園高校の姿だった。
それは、用意周到に仕込まれた真の犯人を探し出す。
登場人物
味方キャラ
- くにお
主人公。喧嘩がやたら強く、スポーツ万能の熱血漢、そして弱い者いじめや無関係な人物に対する暴力を嫌う正義の不良。
- りき
花園高校の番長。くにおのライバルであり親友。
- みさこ
くにおの彼女。熱血高校内でも一二を争う美少女で名高いが、少々浮気癖がある。
- きょうこ
りきの彼女。みさことは対照的にりき一筋である。
- ひろし
くにおたちに近況を伝え脱獄の手伝いをする。今作では、くにおをアニキと呼び慕う舎弟になっている。
- たかやま
くにおとりきが入っていた西練馬少年院の看守。厳格ではあるが一方ではきちんと話せば分かる人物であり、最初は脱走したくにおとりきを追うが、のちにくにお達にとって助力してくれる味方となってくれる。
- まもる
たかやまの息子でくにおとは友人関係。くにおの無実を信じ、父からも体を張って庇う。
敵キャラクター
- だいき
くにおの留守中に熱血高校の番長格となった男。くにおが不在であることをいいことに、くにおの白ランを勝手に身に着けたことでくにおたちの怒りを買い、白ランを奪い返される。
- りゅうた
りきの留守中に花園高校の番長格となった男。しんじの命令で花園高校の生徒のアルバイト代をピンハネし、だいきと結託して花園高校を破壊してしまう。倒した後はしんじに金を借りていた事も白状する。
- しんじ
暴走族・ブルーエンペラーの族長。けんや三和会の協力を得てだいきやりゅうたを使って熱血高校や花園高校を混乱に陥れた。
- きんじ
三和会の組員。六本木のバーで襲い掛かる。
- ジョー
きんじに雇われた黒人の用心棒。後のさぶの別荘で、地下にそっくりな男が登場する。
- リサ
ジョーと共に現れる長髪の美女。後のさぶの別荘でも、彼女の色違いの女性が複数襲ってくる。
- みすず
太陽学園のスケバン。偶然居合わせたパチンコ屋でストレス解消を理由として襲い掛かった後、さぶの用心棒として雇われ、伊豆の別荘で再びくにお達の前に立ちはだかる。
- けん
くにおと瓜二つの高校生。今回のひき逃げ事件を起こした張本人でくにおの双子の弟を自称し、恵まれた環境で育ったくにおを恨んでいた……というが、実際は容姿が瓜二つなだけで血縁関係などない赤の他人であり、さぶに施設で拾われ、復讐の駒として利用されていただけだった。
- さぶ
暴力団・三和会の組長。復讐の為にけんを養子にし、くにおとりきを少年院送りにしようとした真の黒幕でもある。くにお達が収監されている間に熱血高校や花園高校などを傘下に治め、部下の組員達や暴走族「ブルーエンペラー」を利用して新宿や六本木をシマにしようと画策する。
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レトロゲーム スーパーファミコン テクノスジャパン 熱血硬派くにおくん
ライブアライブ:同じく1994年に発売され、2022年にNintendoSwitchにてリメイクされたスーパーファミコンソフト作品繋がり。