「カイザーへの忠誠心違反✪ イエローカード一枚目です」
概要
「ブルーロック」の登場人物。
「魔術師」「バスタード・ミュンヘンの心臓」と呼ばれる選手。ドイツのクラブチーム「バスタード・ミュンヘン」のMFであり、チームのリーダー格にしてカリスマのミヒャエル・カイザーに絶対的な忠誠心を抱いている。
主人公 潔世一にお世辞にも良いと呼べる感情を抱いていない。
鼠色と紫にもピンク色とも取れる二色の癖毛の髪が特徴。
言葉の通じないブルーロックメンバーに超性能小型同時通訳イヤホンを配ったり、敬語で話したり(それでこそ感情の昂りにより口が悪くなるときもあるが)と好ましい印象を受けるものの、カイザーの意にそぐわない態度や発言をする人物には毒舌やキツイ振る舞いも辞さない性分の持ち主である。
能力
異様に柔らかい足首によるボールタッチと後出しで動きを変えられる柔軟な立ち回りでベストなプレーを自在にできるフットワークの持ち主であり、「バスタード・ミュンヘンの心臓」「魔術師」と評されている。
活躍
最終選考「新英雄大戦(ネオ・エゴイスト・リーグ)」
ドイツチームの「バスタード・ミュンヘン」の一人として参加。
第一試合のスペイン戦では先発出場し、統率された交差走行(クロスラン)により広がったネスの選択肢から出された幻術クロスでゴールをアシストした。
また、修正能力が高く、一度は突破を許した蜂楽廻のドリブルを阻止してみせた。
なお、スペイン戦の試合後にかけられた入札年俸額は5000万円である。
過去
ネスは科学者一家の末っ子として生まれ、両親と姉、兄に囲まれて生きてきた。
説明できないものを信じない家族の中、ネスだけは魔法を信じており、そのせいで兄や姉に虐められていた。
魔法について話すと、父には「説明できないモノを信じる人間はウチにはいらない」と見向きもされずに言い捨てられ、兄には「劣性遺伝子」だと言われ、姉には罵詈雑言を浴びせられたりなどと、中々に恵まれない環境で育った。
それでもネスは魔法を信じていたため、雪だるまを作って動かそうとしたりしていた。(なおその雪だるまは姉に蹴られて壊された)
なにが科学者だ 僕が魔法を好きな理由も説明できないクセに 僕のこの悲しみも知ろうとしないクセに
説明できるものしか信じないのに、悲しみの理由を説明できない両親にネスは泣いていた。
ネスの言う魔法とは説明のつかない事で、猫と戯れ説明できない感情を感じたり、流れ星を眺めたり、好物を食べたり、夜には一人布団に包まり泣いていたりとネスの思う魔法を感じていたりした。
そんなある日、ネスは一等説明できないモノに出会う
『サッカー』
これは魔法だ。ゴール一つで人を熱狂に巻き込む。揺れるスタジアム。正気を吹き飛ばす快感。
ネスはサッカーを見てサッカー選手は魔法使いだと考えた
魔法使い「サッカー選手」になるために、日々練習するネスに対し家族は冷たく突き放したが、ネスは諦めたりはせずいつか世界に魔法をかける人間に僕はなる!!!と決意する
練習の成果もあってか仲間にはプロ行けよと言われたりしていた時、見知らぬ人間に声を掛けられる
「おいボーズ、プロに興味あるなら受けてみるか?バスタード・ミュンヘンの選考試験を」
そして受けた選考試験では周りと連携が取れず、孤立していたネス
そんなネスの前にカイザーが現れる
これがカイザーとの出会いだった
余談
これまでの様々な行為によりカイザーとは主従関係だと言われるが、案外そうでもない(可能性がある)
カイザーの髪を切って染め、朝起こして練習に連れて行き、一緒に風呂に入りシャワーを出してあげ、自らの首を絞めるカイザーを止め…etc
最早オカンである
ちなみにカイザーには敬語ではなく普通にタメ口を利くこともしばしばある
以下、コミックス化していないためネタバレ注意
261話にて、カイザーがトライアウトでネスに声をかけたのは、己に従順な犬にするためだった事が判明した