概要
『地球防衛組織GEAR』が所有する青いGEAR。『電童』とも呼称される。
古代アルクトス文明が開発し、惑星アルクトスに伝承されていた『七つの御使い』の1体。
電子の精獣データウェポンと共に封印されていたGEARだが、17年前に皇女ベガにより発見されることになる(※)。ガルファ反乱にて宇宙船メテオで母星脱出後、地球に落下。地球人の手で極秘理に回収され、『G』作戦の切り札とされた。操縦には電童の意思に選ばれた者にしか出来ず、地球防衛組織GEARはベガと吉良国の2人を正規パイロットとしていたが、機体の意思は北斗と銀河の2人を選んだことで彼らが正規のパイロットとなった。
普段は地球防衛組織GEAR本部地下に収容され、ギアコマンダーからの電波を受信して、赤の射出用コクーンを装備して出撃する。ただしフルアーマー装備ではコクーンが使用できなかったため海底からのエレベーターゲートを用いて出撃した。
※:電童が発見されるまでは、現存するGEARは皇家所有の騎士GEAR凰牙のみとされていた。
基本はコクピットの操環を通して操縦者の動きをトレースした格闘戦を行う。電童は2人乗り用であり、操縦者2人の一矢乱れぬ統制された動作が必要不可欠。これは、高度な技術により完成された相互防御機能によるもの。どちらかが倒れれば補い、あるいは片方が暴走すれば止めに入る主でも従でもない操作法である。
後に騎士GEAR凰牙からシステムを移植したことで、機械を介した1人での操縦が可能となった。
移動や防御には四肢に備えられた巨大タービンハイパープラズマドライブをギアコマンダーにドライブ・インストールさせ力を与える。最大の必殺技はDWとの合体による『ファイナル・アタック』であるが、繰り出した後は殆どのエネルギーを放出し空になる事から余程の事態の無い限り一撃は外せなかった。巨大な単3電池『ハイパーデンドーデンチ』二本を使用、バックパックを後ろにスライドすることで電池交換を行う(玩具では背部に電池ボックスが入っているためこの交換ギミックが採用された、とのこと)。
宇宙空間でファイル・セーブを行う描写があるが、空気が漏れないよう特殊フィールドを展開できる機能が施されている。一定空間ならその機能が働いているため至近距離ならコックピット同士の行き来も可能である。
基本データ
全高:25m(バイザーオープン時)
重量:399.8t
出力:736MW
地上走行速度:72km/n
疾風激走脚最大走行速度:999km/h
ドライブ回転数:1223rpm
乗員:2名(1名)※騎士凰牙のシステム移植によるもの。