CV:三石琴乃
概要
防衛組織GEAR副司令。8月27日生まれ。乙女座の29歳。AB型。
軽量化された白いカーボン製マスクを身に着けた金髪の女性だが、女だてらに自ら戦闘バイク「ワルキューレ」を駆り、戦闘支援もこなす。
三十路前にもかかわらず、身体能力はとてつもなく高く、超金属製のメジャーやべーゴマ爆弾、マスク型手裏剣、仕込み刃付きブーツなどの隠し武器を使い、巨大なガルファ機獣を相手取る。
仮面の下の素顔はGEAR本部の主要スタッフでも見た事がないと云う。当初は吉良国とコンビを組んで電童を操縦する予定であったが、北斗と銀河が操縦者として選ばれた事を受けて戦術アドバイザーとして八面六臂な活躍をする。
その実は地球人ではなく、17年前に機械帝国ガルファに滅ぼされた惑星アルクトスの皇女であり、黒騎士アルテアの妹であった。金髪はカツラで、本来はライトブルーの髪と瞳をしている。
(左・幼少期のベガ、右・大人のベガ。)
日常生活にて髪の色が茶色なのは、古代アルクトス文明の遺産である『染め粉』と呼ばれるナノマシン染料で着色してあるのが理由。並の水では落ちにくい性質で、滅菌シャワーでないと落とせない代物。幼い頃からお転婆な彼女は城からお忍びで出奔する度に此を利用し続けていた(皇家の者特有の髪色だと認知されているから)。
彼女がトリアス達の献身により宇宙船メテオで地球へと逃れ西園寺実のプライベートビーチに満身創痍で行き倒れていた所を邸に運ばれ丁重に保護され、事の経緯を語った後、彼の働きかけにより防衛組織『GEAR』が秘密裏に創設。アルクトスの言語は日本語にかなり近かったらしく言葉の理解力や不自由さ、不便も無かった。
また、人並みの幸せを願い、戸籍を極秘に調達し『西園寺織絵』の名義を与えられ、当時家庭教師であった草薙圭介と大恋愛の末に結婚もさせている。そして、その息子こそが主人公の一人である北斗その人である。…ってことは17才で結婚したんかカーチャン…。
これらはGEAR上層部でもトップシークレットの扱いであったが、彼女がアルテアによって拉致されたのを契機にメインスタッフや北斗と圭介たちにも明かされている。
普段は自宅と併設する喫茶店『ポラール』の経営者(ポラールは北極星の意味だが、アルクトスの旧首都の名でもある)。一方でパイロットの訓練も受けていて、セルファイター二号機(セルブースター・バルハラ)に搭乗する。
正体が判明した以降は堂々とGEAR副司令と喫茶店店主兼主婦を兼任しており、家族とも今まで通りとなっている(ただし、小説版では妻と息子を戦いに巻き込むGEARについて圭介が快く思っていないことが描かれている)。公私は使い分けようとはしているのだが、北斗がベガの姿の時も「母さん」と時々呼んでしまったりとそちらはどうも上手くいっていない。
派生作品
『スーパーロボット大戦』シリーズでは、『R』と『MX』に参戦している。
主に専用バイク「ワルキューレ」に乗り戦う。ほぼ生身だが戦闘能は高く、一部ファンからは女東方不敗と呼ばれたりもしている。SSサイズユニットなので特に回避率が高い。
「セルファイター」や「セルブースター」に乗り換えも可能だが、この場合回避率は落ちてしまう(それでも結構回避するが)。
『R』ではワルキューレは宇宙では使えないが、『MX』ではワルキューレにフル改造ボーナスの地形適応か強化パーツのスラスターモジュールをつけるかすれば、生身で宇宙空間に飛び出す(しかもそのまま移動したり普通に戦闘する)ことをやってのける。
いやマジで何者なんだ一体。異星人?アッハイそうですね(後にアストラギウス銀河の脱走兵も同じような事をやらかすし…)。
また、『MX』では同じ名前を持つベガ星連合軍(『UFOロボグレンダイザー』に登場する軍団)が悪逆の限りを尽くしていたので、妙にいたたまれない気分になるというネタもあった。
彼女を演じた三石女史は過去に何度も「ロボットアニメの女士官役」に携わっており、監督の次作でも艦長を演じている。今後の共演に期待したい…。
『スパロボR』ではトニヤ・マームと会話するシーンがある。
『スパロボMX』では当然のように葛城ミサトと絡んでいた(ベガがミサトの代わりにEVA発進を代行する等)。他に劇場版ナデシコの声優ネタもある。また、ロボットアニメが元では無いが、声優ネタでアムロ・レイ、紫東遙と絡むシーンも(両者共これ繋がり)。
またスパロボでは彼女の作った料理がアイテムとして登場する。
関連タグ
草薙織絵:結婚後の名前。