キングザイガー
きんぐざいがー
「キングザイガー」とは、特撮TV作品『ミラーマン』に登場する宇宙怪獣。
戦闘力は「宇宙全体でも、勝てる者はあまりいない」と言われる程。
概要
第14話「キングザイガーを倒せ!」に登場。
ミラーマンの父が「地獄からの使者」「宇宙全体でも、勝てる者はあまりいない」と称し、地球人と力を合わせて戦うようミラーマン=鏡京太郎に忠告したほどの怪獣。
外見は、妖怪人間ベムの顔に、触手を付けたような頭部が特徴だが、首から下は普通の怪獣といったところ。
火山帯を刺激して、各地の噴火を誘発する作戦を遂行する。
火山に降り立ち、爆炎の中で咆哮を上げるキングザイガーは実に格好よかった。
能力
作中で初めてミラーマンを破った怪獣。
口からは破壊光線や毒液を吐き出し、またミラーマンの攻撃をことごとく跳ね返すなど、攻守に渡って隙のない能力を持つ。
これだけでも強敵だが、キングザイガーの恐ろしさは、何と言っても見かけによらない知能である。
まず、死んだフリをして騙し討ちを仕掛け、ミラーマンの視力を奪う事で一度は勝利。
視力が回復しないまま再戦に臨んだミラーマンは、足音を聞いて動きを読もうとする。
ここでキングザイガーはミラーマンの作戦をあっさりと看破。
忍び足で動くだけでなく、破壊光線で崖崩れを起こし、ミラーマンの聴力さえ奪ってしまうのだ。
能力に慢心することなく、敵が作戦を変えても論理的かつ臨機応変な対応を見せる等、頭の悪そうな顔とは裏腹に、高い知能をもつことが窺える。
最期
最終的には、SGMの藤本隊員の鉄砲射撃に驚いてミラーマンに位置を悟られてしまい、慌てて光線を吐くがディフェンスミラーで跳ね返されて炎上、すかさずシルバークロスを打ち込まれて絶命し倒された。
とはいえ、最後の最後まで目が離せない名勝負であることには議論の余地が無いだろう。
第二試合だとあっさり負けたりする奴が多い中、最後まで「強敵」のイメージを失わずに戦った怪獣である。
余談
- 鳴き声はガブラの流用。