概要
『マリオパーティ』にて登場した1vs3ミニゲーム。
1人側がクレーンゲームで、コイン・コイン袋・宝箱・ぬいぐるみになった3人側プレイヤーのどれか1つを運んで土管に落とすというミニゲームである。
1人側はAボタンの連打でぬいぐるみやコインなどを掴むことが出来る。しかし、掴むチャンスは1回だけであり、連打が少ないと掴んだものを落としてしまい、そのまま失敗となってしまう。
3人側のプレイヤーは、1人側に捕まれてしまった場合、Aボタンの連打で暴れることで脱出することが出来る。
制限時間は30秒。コインや袋、宝箱、ぬいぐるみを土管へ落とせば、コインを入手することが出来る。
しかし…
実はこのミニゲーム、1人側が圧倒的に有利なミニゲームでもある。
特にぬいぐるみになった3人側プレイヤーを土管へ落とした場合、なんとそのプレイヤーの持っているコインの1/3(端数切り捨て)を奪うことが出来てしまう。
例えば、3人側プレイヤーの一人が100コイン持っている場合、それを土管へ落とした時点で33コインも奪うことが出来てしまう。
…つまり、本作のミニゲームの中で最も獲得するコインが多くなる、そしてコインの獲得数の差が広くなる可能性があるゲームとなっている。
その一方で、3人側は、例え1人側が失敗したとしてもコインを得ることが出来ない。
そのため、圧倒的に3人側は得しないミニゲームになってしまっている。
本作のミニゲームで1人側にしか得がないミニゲームには、これ以外にもボーリングGO!GO!があるが、あちらと比べるとコインの獲得数の差が広くなってしまうという凶悪な部分もあり、クッパのきもち(こちらは逆に3人側が圧倒的に有利)と共に有利不利の度合いが極端なミニゲームになってしまっている。
そのため、対人戦では、最悪の場合、友情破壊ゲームになる可能性も高いため、敢えてコインやコイン袋、宝箱を掴んだ方が良い場合もある。
リメイク
後に、『マリオパーティ2』で『もっとくれくれクレーン』としてリメイク。
ルールが大幅に変更されて、3人側全員を土管まで運べば1人側の勝ち、誰か1人でも生き残っていれば3人側の勝ちというルールに変更された。また、コインや宝箱などがストップウォッチに変化し、それを土管へ落とせば制限時間を増やすことが出来る。
余談
ミニゲームアイランドでは7-2で登場し、必ず1人側でプレイすることになる。ぬいぐるみになった3人側プレイヤーを土管へ落とせばクリアとなる。
1人側がCOMの場合、コインを最も多く持つプレイヤーを必ず狙うことが多い。