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「『クッパのきもち』なんて知りたくもありません!!」


概要編集

初代『マリオパーティ』で登場した、1vs3ミニゲーム。


内容編集

1人側はクッパの着ぐるみを着て、3人側は逃げる1人側をハンマーで叩くという、本当に「クッパの気持ち」が分かるミニゲーム。制限時間は30秒。ハンマーで叩かれた1人側はコインを落とし、3人側が早い者勝ちでそれを拾って奪うことができる。飛び出たコイン(コイン袋)は1人側が取る(取り返す)こともできる。


…なのだが、このミニゲーム、実はクッパの着ぐるみを着た1人側は、なんと抵抗できる手段が全くと言っていいほど存在しない。つまり、3人側のキャラを踏み潰して動きを鈍らせる方法を除けば、実質逃げ回るしかない。しかも1人側は操作性に結構癖があるため、タイミングよくジャンプして回避しないとノーダメージで終わるのは難しい。

さらにこのミニゲームの酷さを加速させている部分として、3人側が仮に一度もダメージを与えられなかった場合、3人側がコインを失うというペナルティが存在しない。

つまり、1人側が無傷だった場合でも、自分のコインを失わないだけという事になり、ダメージを喰らった場合はコインが5枚以上ある限り必ずコイン袋(5枚)が出る仕様になっている為(4枚以下になるとコイン1枚が出る)、1人側は地獄でしかない。


また、このミニゲームは、クッパマスのイベントでこのミニゲームが行われることがある(その場合、クッパマスに止まったキャラが1人側になる)。

その際、出てきたコイン袋はすぐに消滅する(全てクッパの物になり、1人側が取り返す猶予も与えられない)という、完全に1人側への嫌がらせに特化した仕様になってしまう。

おまけに、1人側が無傷で終わった場合、なんとクッパが「面白くない」と言い出して1人側から15コインも没収されるという、あまりにも理不尽な仕様もある。

そのため、このルールでは被害を0コインに抑えられず、最低でも1~5コイン(3人側のハンマーによって、1回だけ攻撃された場合)を失う事が必須になる


以上の点から、1人側が一方的に損で尚且つコインを得る可能性が全く存在していないという唯一のミニゲームであり、有利不利の度合いが極端であった初代の1vs3ミニゲームの中では、逆に1人側のみ得するミニゲームになってしまっている「くれくれ!クレーン」と共に、最も酷い有利不利の度合いになってしまっており、完全なミニゲームという名のイジメでありかつ友情破壊ゲームとなっている。

そのため、『マリオパーティ2』以降の作品でルールを変更した上で再録されるというようなことはなく、『マリオパーティ100 ミニゲームコレクション』、『マリオパーティスーパースターズ』、『スーパーマリオパーティジャンボリー』にも再録されていない。完全に初代『マリオパーティ』でしかプレイできないというある意味幻、もしくは貴重なミニゲームでもある。


「ミニゲームアイランド」では、8-6で登場し、必ずプレイヤーが1人側になり、最初から20コインを持っている状態になる。

時間切れの時点でコインを1枚でも所持しているとクリアになる(つまり、4回奪われた時点でミス)。

そのため、場合によっては、獲得するコインが5枚になることがある(ただし、最低獲得コインはワースト1ではなく、ワースト1は「ソロッタマシーン」の1枚、確定となった場合は「ボムへいわたし」の5枚が最も少ない)。



スーパーマリオくんでは編集

「今こそオレさまの気持ちを味合わせてやるぜ!!」


「マリオパーティ」編で単行本を読み漁ってどのストーリでもマリオ達に敗けっぱなしの自分に嘆いていたクッパがクリボーの助言を受けてこのミニゲームを仕掛けることを企む。


クッパがボタンを押すことで出現した赤クッパマスの上に乗った対象の体をクッパの体に変え、この姿となった相手は口調や体質、性格もクッパそのものになる。

この姿は一定時間が過ぎるかクッパ達が解除することで元に戻るが、元に戻った相手はクッパ化している間の記憶は残っていない。


作中ではマリオがクッパによってこの姿に変貌し、集めたスターで発見した黄金バナナを食べてしまう。「わたしが食べたかったのに…(;;)」byヨッシー

ちなみにクッパ化したマリオ(以下:クッパマリオ)は自身がクッパであることを証明するために両腕を口や鼻穴を通じて耳穴から出すというすっげぇキショい芸当を披露している(当然ながらコマ外からモノホンのクッパに「できるかー!!💦」とツッコまれた)。

そしてクッパの思惑通り、(最初は躊躇しながらも最終的に今のマリオはクッパだと割り切った)ワリオ達に(都合よく用意されていたハンマーで)袋叩きにされる。


……が、実はクッパ化した相手が痛めつけられるとクッパ本人にまでダメージが及ぶという想定外の欠陥があり、ワリオ達に散々ばら叩きのめされたところをトドメとばかりにクッパがボム兵を投下し自身もクッパマリオと一緒に黒焦げになったことでようやく欠陥が発覚。クリボー達にミニゲームの解除を命じるが、ちょうどタイムアップでマリオが元に戻ったことで地獄から解放された。






……と、思いきや



クッパヨッシー「ガハハハ、ワシがクッパさまじゃ!!」



クッパが壁にもたれかかったところを誤って赤クッパマスボタンを押してしまい、今度はヨッシーがクッパ化!

そして、ワリオ&ルイージの容赦ない袋叩きをクッパヨッシーと仲良く(笑)にタイムアップまで喰らうのだった……。


「かわいそうなワシ…(TT)」


マリオ「オレ、ほんとうに(黄金バナナ)食べちゃったの?」


4コマギャグバトルでは編集

光文社から発売された『マリオパーティ 4コマギャグバトル』では、ピーチ姫がこのミニゲームの一人側でクッパの着ぐるみを着るという展開をネタにした4コマが存在している(松浦桂氏の『姫!!』やいまだひろし氏&ヤノハザマ氏の『きもちいろいろ』など。参考)。


関連イラスト編集

このように、1人側にとっては理不尽な仕様が多すぎるミニゲームであるが、クッパの着ぐるみを着るという点や、それを3人側が狙うというミニゲーム自体がとても貴重であるということもあるのか、pixivでもこのミニゲームに関連したイラストが存在している。

その中には、前述の『スーパーマリオくん』のようにマリオを1人側、ルイージヨッシーワリオを3人側にして、ある意味、メイン画像や以下のイラストのような感じにさせるイラストや、『4コマギャグバトル』のように、ピーチ姫にクッパの着ぐるみを着せたイラストまでも存在している。

クッパの気持ちクッパのきもち


関連タグ編集

マリオパーティ 友情破壊ゲーム

リンチカツアゲ:有り体に言えばこれをマイルドにしたようなもの。

ピコハンでよこどりコイン:『スーパーマリオパーティジャンボリー』に登場した1対3のミニゲーム。こちらは逆に1人側がピコハンを、3人側がコイン袋をそれぞれ持ち、1人側が3人側を追いかけてピコハンで叩いてコインを奪う(1回につき1コインずつ)という内容。

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