概要
オリジナルキャラクターの一種であるが、その設定に夢小説、クロスオーバーで多く使われる転生要素を含む。
この場合の転生とは、生まれ変わりという一般的な使用方法ではなく、A世界からB世界への移動の一手段であり、さらに、オリジナルキャラクターに特殊な設定をつけることが可能である。
- オリジナルキャラクターが若くても人生経験を積んでいる、という設定を組むことを可能とする。
- 二次創作の場合、オリジナルキャラクターが、前世で原作キャラクターとの交流があったという設定を組むことを可能とする。
- 二次創作の場合、オリジナルキャラクターが、現世で原作キャラクターと近いポジションにあるという設定を可能とする。
- 二次創作の場合、オリジナルキャラクターがA世界で身に着けていた能力を、B世界で使用できるという設定を可能とする。
注意点
版権作品の要素や特定ワードを含む場合、二次オリ扱いとなるので、一次創作・オリジナルとしてのオリキャラにはなりえない。
その辺りの詳細は二次オリを参考にされたし。
転生オリキャラの特性と、よくある失敗例
現実世界に住むオリキャラが既存の創作物の世界へ転生した場合、転生オリキャラが題材作品の筋書きと原作キャラクターの結末を既に知っている「既読者」という設定なので、上手くすれば「読者ならではの視点」から原作世界や原作キャラクターを俯瞰し、もう一つの可能性を導く良作を作ることもできる。
だが作者が「この作品の中で無制限にあんなことやこんなことがしたい!」という願望を強めて、作品としてのドラマ性より自分の欲望を優先してしまうと、転生の過程で神様からチート・最強能力を付与された転生オリキャラが本来の主人公や悪役を軽々と成敗して断罪・説教し、物語を自分の思い通りに改変して異性キャラ達にモテモテになり、転生先世界の住人達からちやほやされるだけの、書き手の自己満足と願望のみの作品になってしまう事態にも… 何事も、ほどほどが大事だよね!