ロレンツォ・M・サルヴァトーレ
ろれんつぉえむさるゔぁとーれ
概要
CV:鳥海浩輔
ロレンツォ・M・サルヴァトーレとは、「ハイスピードエトワール」の登場人物である。
所属はアドリアーノ・フォーミュラで、スポンサー企業はキングレコード、KTC、タカラトミー、WIXOSS。
ウィクロスが直接スポンサーに付いているためか、ガチガチの男性キャラであるにもかかわらずコラボイラストに選ばれ、TCG化を果たしている。
人物像
ドライバーに必要とされる要素全てに隙が無い、完璧なる絶対王者。
実力はもちろん、人格も兼ね備えており、尊敬の念を持って『キング』と呼ばれている。
なお、プライベートでは妻子と共に家族の時間を過ごしており子煩悩な父親としての一面も見せる。
かねてより、レースやドライバー全体のレベルの底上げを模索しており、時には彼自身が目をかけた若手ドライバーに対し、コース上で敢えて先行して手本のように走ってみせる事があり、それはいつしか誰ともなく「キング教室」と呼ぶようになり、恩恵に預かったドライバーにとってはまさに栄誉といえる物であり、ドライビングスキル向上のまたとないチャンスでもある。
その走り目の当りにしたami曰く『マシンとタイヤを労わる優しい走り』と称賛。
そして、第11話より描かれる最終戦(大阪関西万博コース)の決勝レースでは、彼の「正真正銘の本気の走り」が遂に披露された。
序盤はマシンとタイヤを温存しつつ後方を走り、自分の前を巧みに抑えるリチャードにプレッシャーを与え続け、彼が脱落した後は猛然とプッシュ、上位のマシンを次々と、しかもほぼ苦も無くごぼう抜きするという尋常ならざる離れ業を見せる。
彼は後方を走りながら「自身が予選時に記録したレコードラインをアップデートして、新たな最速ラインを構築する」という「瞬時に最適解を提示するAIの正確無比さと、それを柔軟に構築し直す人間の奇想天外な思考」を併せ持った、ami曰く文字通りの「チート」であった。
しかし、完全無欠と思われる彼だが、どういうわけか夜のレースを苦手としており、劇中では表彰台の常連にして2位以下に落ちる事のない彼が、夜間のレースとなった第3戦では何故か7位と精彩を欠き、第10戦では自ら途中棄権までする始末(予選もポールポジションでマシントラブルでもない中での棄権であり、レース前にアリスからは「まだダメなの?」と問われ、リタイア時には解説のクリスからも「やはり、ダメみたいですね」とコメントされるなど、過去に何らかの理由があったと思われるが、その理由は今もって不明である)。
上海レースでは、リタイア後に凛の所属する武戦レーシングのピットを訪れて凛と会話をした際に、武戦レーシングのチーフメカニックである日向源治郎が、かつては自分と同じチームのメカマンだった事を明かし、彼が「ドライバーの限界の二歩先を行くセッティング」をする人であり、「自分も昔はよくやられたよ」と凛に語っていた。
グルメにおいて、「ボーノ」(美味しい)や「ドルチェ」(デザート)等のイタリア語を用いる事から、出身地がイタリアの可能性がある。