篚口結也
ひぐちゆうや
概要
情報犯罪科の刑事。
かつては警視庁のホームページをハッキングした情報犯罪者(容疑者・未逮捕)であったが、逆にその腕を買われて警察にスカウトされた天才児のハッカー。
およそ刑事らしくない言動で、笛吹直大や笹塚衛士の後輩にあたるが、彼等に対しても遠慮なくタメ口を使う。
遠視がひどく、常に所持しているノートパソコンを使う時は眼鏡をかける。近視じゃないんだよ!!
眼鏡をかけた笛吹とキャラがかぶるのを嫌がり、本部に居るときは大抵眼鏡を額に上げている。
電人HAL編から登場し、ネウロと弥子とは、電子ドラッグによる放火事件で被疑者の一人として対面。犯人が捕まった後に正体を明かし、HALとの対策に協力する。
独自に電子ドラッグのワクチンプログラムを作成し、電子ドラッグの無力化・治療に成功したかに思えたが、そのワクチンプログラムを予測していたHALによって逆に洗脳されてHALの手下となってしまう。
ネウロ達を誘き寄せると、スーパーコンピュータを積んだトラックで逃走し、ネウロ達が追って来ると、周辺でパソコンを使っている人々を即効洗脳と身体強化に特化された電子ドラッグで次々と洗脳し、ネウロ達を襲わせた。その後、山奥の高架下にネウロを落とし、洗脳された人々と戦う中、落ちる前にネウロによって橋の上に放り出された弥子に対し、自身の過去について明かす。
実は両親は彼が生まれて間もない頃に重度のネトゲ依存に陥り、祖父の遺した遺産を食い潰しながら十年も四六時中ネットゲームを行い、息子にもゲームを強いていた(主にゲーム内での小遣い稼ぎ等)。
篚口が11歳の時に両親との普通の日常を手に入れるために、パソコン授業の合間にコンピュータウイルスを作成して、両親が行っているネットゲームのデータを破壊した。これで日常を取り戻せたと思って意気揚々と帰宅するが、そこで待っていたのは首を吊って自殺した両親と『世界が壊れてしまったので死にます。さようなら』とパソコンに残された遺言だった。
意図せず間接的に両親を死に追いやってしまったことに強い罪悪感を抱いていた。
だが、弥子に自身は完全に洗脳されていないことを見抜かれ、その深い傷心と苦悩を理解した上で「両親の死は(事実上の)事故」だと諭した事で救われた。
HAL事件後はその責任をとって警察を辞めようとしたが、弥子と笛吹の支持により、警察に居場所を認められる。が、生意気な態度を根本から改善する為として笛吹から12時間にもわたる徹底した礼儀教育を受けさせられ、条件反射的なあいさつ・一礼を身に付けさせられた。