概要
1938年7月18日、オランダ・アムステルダムに生まれる。
大学卒業後はオランダ海軍に従軍し、ドキュメンタリーを撮っていた。
その後テレビ局に入社し、ドラマなどを監督。このころ俳優のルトガー・ハウアーと出会い、バーホーベン作品の常連となる。
1971年に『Wat zein ik?』で長編映画デビュー。
1973年の第2作目『ルトガー・ハウアー/危険な愛』で、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされるなど国際的な評価が高まる一方、エロとグロを多分に含む作風はオランダ国内で批判が高まり、嫌気が差したバーホーベンは1985年に渡米。『ロボコップ』、『トータルリコール』、『氷の微笑』などヒット作を生み出していった。
が、1995年に成年指定の『ショーガール』を発表したところ、最低の映画に贈られるゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)で10部門ノミネート、6部門制覇の酷評を受ける。ラズベリー賞の結果は黙殺されるのが常だが、このときバーホーベンは史上初めて会場へ出席し、ノリのよさを見せ付けた。
2006年からは母国オランダに戻っている。
作品
『Wat Zien Ik?』1971年
『ルトガー・ハウアー/危険な愛』1973年
『娼婦ケティ』1975年
『女王陛下の戦士』1977年
『スペッターズ』1980年
『4番目の男』1982年
『グレート・ウォリアーズ/欲望の剣』1985年
『ロボコップ』1987年
『トータルリコール』1990年
『氷の微笑』1992年
『ショーガール』1995年
『スターシップ・トゥルーパーズ』1997年
『インビジブル』2000年
『ブラックブック』2007年