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デリカの編集履歴

2012-10-05 21:39:28 バージョン

デリカ

でりか

デリカは、三菱自動車工業が生産・販売している自動車である。

初代(バン 1969年-1979年/トラック 1968年-1979年)


1968年7月1日

600kg積トラック「デリカ」発売。コルト1100と共通の1.1L・OHVガソリンエンジン(KE44)搭載で、最高出力58ps。このクラスでは初の3人乗り。


1969年4月

デリカトラックをベースにした1BOXタイプとして、当時クラス最大のスペースユーティリティを誇る「デリカライトバン」、「デリカルートバン」「デリカコーチ」を発売。


1971年10月

トラックの最大積載量を750kg積に変更し、デリカ75シリーズとなる。エンジンはギャランFTO1400ccモデルと共通の1.4L・OHVガソリンエンジン(4G41・ネプチューン86エンジン、最高出力86ps)に変更。


1974年11月

マイナーチェンジで三角窓が廃止されると同時にフロント周辺のデザインを大幅に変更し(4灯式ヘッドランプおよび左右非対称フロントバンパー)デリカ1400シリーズとなる。これに伴いマイナーチェンジ前のフロントフェイスをそのまま用い、ランサー1200ccモデルと共通の1.2L・OHVガソリンエンジン(4G42・ネプチューン70エンジン、最高出力70ps)を搭載した廉価版のデリカ1200シリーズが発売開始。


1975年12月

50年排出ガス規制で最高出力82psとなり、コーチが廃止される。


1976年11月

トラックにホイールベースを150mm延ばした1t積車を追加。


1977年

カラーリングを大幅に変更。リアバンパーは左右一体式に(バン・ルートバンのみ)。最高出力は78psにデチューンされた。


2代目(バン 1979年-1986年/トラック 1979年-1994年)


1979年6月

フルモデルチェンジで直線基調のボクシーなスタイルとなり、全幅が小型車サイズ一杯にまで拡大する。バンは「デリカバンワイド」、デリカコーチは「デリカスターワゴン」となる。エンジンはサターン4G33型1.4L・82馬力(バン/トラックのみ)。サターン4G32型1.6L・86馬力。1.6Lエンジン車にはバン/ワゴン共に5速MT車も設定された。


1982年11月

マイナーチェンジでフロントエンブレムが三菱のM字型からMMCマークになる。同時にワンボックスカー初の4WDをガソリン1.8Lを搭載して追加。リヤドア後方をストレッチしたロングボディとディーゼルエンジン搭載車(ギャラン系と同じ4D55型2.3L・75馬力)を追加。オプションの冷房装置が吊り下げクーラーからヒーター組み込みタイプに変更された。

1983年11月

バン/トラックもスターワゴン同様の角形2灯式ヘッドランプに変更される。


1984年2月

バン4WDに2.3Lディーゼルエンジン搭載車を追加。


1986年6月

バンとスターワゴンはフルモデルチェンジをしたが、トラックはマイナーチェンジに留まり、ディーゼル車のエンジンを3代目同様の4D56型・2.5Lに変更。これに伴いトラックの2WD車に後輪シングルタイヤ仕様を新たに追加(三方開・高床デッキ仕様および一方開仕様は前輪と同サイズのタイヤが用いられ、三方開・低床デッキ仕様は偏平率が60%の13インチ小径ワイドタイヤが用いられる)。


1988年

トラックに4WDを追加(三方開・高床デッキ、二人乗りのみ)、1994年まで継続生産される。

四輪駆動は国産ワンボックスカーとしては初で、当時の同車製1トン積みボンネットトラック、「フォルテ」のシャシに2WDモデルのボディを載せたため、非常に背の高いシルエットとなった。当時三菱自動車はフルラインターボを標榜し、様々な車種にターボ車を設定していた。デリカはディーゼルターボのみで、エンジンを共有するギャランΣや初代パジェロのようにガソリンターボは設定されなかった。登場当初は、ワゴンはコラムシフトの1.6Lガソリン車のみであったが、当時のワンボックスワゴンで唯一5MTが設定されていた。


3代目(バン 1986年-1999年/トラック 1994年-1999年)


1986年6月19日

フルモデルチェンジ。 標準とロングの2種類のホイールベースに、平屋根のエアロルーフかハイルーフが組み合わされる。バン/ワゴン4WDは全高を小型車枠に収める関係でエアロルーフのみ、ワゴン4WDは、標準尺のみでのスタート。バンは両側スライドドア。G63B型2.0Lガソリンエンジン。バンには従来と同じ1.4Lと1.6Lのガソリンエンジン。4D56型2.5Lディーゼルエンジン。85馬力のターボと76馬力の自然吸気。


1988年8月

一部変更でフロントにスリーダイヤマークが付く。 4WDのターボディーゼル車にAT車が追加された。

1991年8月

MTのみの設定のガソリン2.4Lの4WD車にAT車を追加。


1994年5月

マイナーチェンジ。フロントバンパーおよび、クリアランス&ターンシグナルランプの形状を変更。スターワゴンは主力がスペースギアに移行した為、グレードを大幅に整理。トラックはようやく3代目ベースにフルモデルチェンジされた。


1999年11月 国内向けデリカの商用系はフルモデルチェンジでボンゴのOEM供給車になる。国内向けスターワゴンは生産終了。


4代目(バン/トラック 1999年-2011年)


1999年11月1日

フルモデルチェンジ。マツダからのOEMとなり、ボンゴの同型車となる。


2010年9月

一部改良。ガソリン車のエンジンを1.8L DOHC16バルブ(マツダ・L8型エンジン)に変更し、出力・トルクを高めて動力性能を向上すると共に、燃費を向上させた。さらに、大型センターコンソールボックスと助手席SRSエアバッグと電動リモコンドアミラーを標準装備。また、トラックは荷台のアオリの高さを45mmアップし、積載性を高めた。なお、一部改良に伴い、グレード体系の見直しを行った。これに伴いトラックの4WDモデルは全車高床によるシングルリアタイヤのみの設定とし、これまでラインアップされていたディーゼルエンジン車が廃止された。


2011年10月

バンのフルモデルチェンジに伴い、トラックのOEM供給を終了。


5代目(バン 2011年- )

2011年10月6日

バンをフルモデルチェンジ(10月27日販売開始)。先代同様、OEM車種となっているが、本代は2010年12月に合意した日産自動車との協業に基づき、従来のマツダ・ボンゴバンから日産NV200バネットに変更(乗用モデルのデリカD:3もNV200バネットベース)。ベース車の変更によりダウンサイジングされたが、全高を高めの1,855mmに設定したことで十分な積載性能を確保。また、全車「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得するとともに、5MT車は「平成22年度燃費基準+20%」、4AT車は「平成22年度燃費基準+25%」をそれぞれ達成し、環境対応車普及促進税制に適合。尚、グレードは「DX」と「GX」の2グレードで、5MT車は「DX」のみの設定となる(尚、「DX」は5人乗り仕様のみの設定で、2人乗り仕様・ルートバンの設定はない)。また、装備内容もNV200バネットと異なっており、NV200バネットではメーカーオプション設定となっている助手席SRSエアバッグが標準装備されるほか、「GX」ではセカンドシート関連のセットオプション(テールゲートアシストベルト・上下調節式ヘッドレスト・6:4分割ベンチシート(リクライニング)・アシストグリップ・ISO FIX対応チャイルドシート固定専用バー・3点式ELR付シートベルト)も標準装備される。


2012年6月22日

同年6月のNV200バネットの一部仕様改良に伴い、一部改良。全車で安全に関する法規制強化に対応するため、スライドドアの補強を行ったほか、テールゲート内側にハンドルを追加。併せて、車両本体価格が変更となり、1万円値上げされた。

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