概要
「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」に登場するコルサとハッサクのコンビタグ。
コルサはジムリーダーの1人で芸術家であり、ハッサクは四天王の1人でオレンジアカデミー / グレープアカデミーの美術担当の教師というポケモントレーナーかつ芸術に携わる者同士の2人。
コルサはハッサクのことを「ハッさん」と呼んでおり、対してハッサクは「コルさん」と呼んでいる。
コンビ名の由来は、アカデミーでのハッサクの授業のうち、コルサが特別講師としてやってくる「美術4」より。
同授業において、2人は旧知の仲であることが判明している。
ゲーム版における二人の絡み(ネタバレ注意)
以下ネタバレ注意。
美術の授業にて
アカデミーで受けることができる授業の中にハッサクが担当をしている美術があるが、中間テスト後、美術4にてコルサがゲストとして招かれると共に以下の事が発覚する。
- 二人は旧知の仲で親しくしており、「ハッさん」「コルさん」と呼び合っている。
- コルサが投げやりになっていた時期には立ち直るまでハッサクが面倒を見ていた。
藍の円盤にて
この二人を特別講師として招待すると特殊会話を聞くことが出来る。
この会話により、ハッサクの教職は天職であるとコルサは認識しているようだ。
ハッサク「先日は素晴らしい授業をどうもありがとうございました。」
コルサ「ハッさんからのたのみとあらば断るわけにはいかんだろう。」
ハッサク「コルさんなら先生としても立派にやっていけますですね。」
コルサ「思春期どもの相手は少々荷が重すぎる!若い芽の人生まで背負うとはワタシには考えられん重圧だ。」
ハッサク「たしかに教師とは責任重大!……大変な職業でありますね。だからこそ教え子の成長は涙が出るほど喜ばしいのですよ。」
コルサ「フッ……ハッさんにとって教師とは天職なのだな。」
また、戦闘後のランダム台詞により、コルサもハッサクも互いを親友兼ライバルと認識している台詞が聞ける。
ハッサク「ハッコウシティの大型モニターにコルさんが映っていました。友人ががんばっている姿を見るのはとても喜ばしいですね。」
コルサ「アカデミーではハッさんの授業を何度でも受けられるのだろう?とてもめぐまれていると自覚し、今後の人生を歩んでいけ。」
アニメ版にて
第8シリーズの第3部『テラスタルデビュー』において、ついにこの二人の共演が実現。
共演初回となる48話では、
ボウルタウンの芸術祭にハッサクがお手伝いをしているということであり、
テラスタル研修をしにきたロイを案内することで二人が会うことになる。
原作同様に互いを「ハッさん」「コルさん」と呼び合っている。
その際、リコに二人はお友達なんですか?と聞かれると、
ハッサクのほうは「ええ、まあ。よーく存じておりますよ。」と古くからの友人と思われる発言をしている。
コルサの方も、美術4と同様原作通りのハッサクへの思いを語っている。
また55話でも共演。
四天王相手に学生と研修相手のジムリーダーとのタッグバトルという交流戦なのだが、
スタッフもわかっているのか、ハッサクの相手はコルサ(とロイ)だった。
ハッサクの手持ちには原作でも出てきたセグレイブだけでなく、
なんと「アップリュー(余談参照)を繰り出してくる。
(アップリュー自体は原作の四天王戦でも出しては来る)
長年の付き合いなのか、ハッサクのやってくることをコルサが察知してロイに指示したり、
コルサがハッサクのことを理解しているような発言をする一方、
ハッサクもハッサクで美術講師だからなのかコルサの人間性をわかっているからなのか
コルサとロイの合作技に共鳴するようにアップリューに竜巻を放ち参加してくる。
(ロイがいたとは言え)公式で二人の合作が見られたわけだ。
なんと、ハッサクがコルサの原作における台詞を引用する場面があり
(この時の台詞は「芸術とは破壊と創造」)
結果的にはコルサとロイが負けてしまったが、コルサとハッサクが互いを称えあうだけでなく、
コルサがハッサクが教師にこだわる理由を理解したり、号泣しながらハッサクがコルサ(とロイ)の成長に感動したり、
それに対してコルサがハッサクに「さすがは熱い男だなハッさん」と称したりと
二人の仲がとても深いことが公式が提供してくれたわけだ。
余談
アニメ版48話での中井和哉のインタビュー記事によっては、リコたちにハッサクを紹介するセリフがあるが、ハッサクと話せた嬉しさを出しすぎたあまり、「あなたが嬉しいのはいいから、リコたちに説明してあげてください。」と言われてしまったそうだ。ハッサクとコルサが旧知の仲で、彼にとっては恩師でもあり大の親友でもある、という知識をうっすら持っていたために、そのようなディレクションを受けてしまったとのこと。
https://www.oricon.co.jp/news/2324305/full/