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時を超えて俺、参上!

時の列車デンライナー、次の駅は過去か?未来か?

【朗報】東映特撮YouTube Officialにて、本作が無料配信決定‼︎

スマートパチンコ『仮面ライダー電王』全国導入を記念して、東映が運営する公式YouTubeチャンネル、東映特撮YouTube Officialにて、本作が特別無料配信されている。

ただし、全話が一挙配信される訳ではなく、3週間ごとに新しい話が12話ずつ配信される形となっている。

各話の配信期間は3週間であり、それを過ぎると非公開になってしまうので注意が必要。お見逃しなく。

配信スケジュール

第1話〜第12話 6月10日〜7月9日

第13話〜第24話 7月10日〜7月30日

第25話〜第36話 7月31日〜8月20日

第37話〜第49話 8月21日〜9月10日

概要

全員集合!クライマックスだぜっ!!冬のクライマックス

主人公・野上良太郎が、五人の仲間と共にイマジンの魔の手から未来を守るストーリー。

メインライターは小林靖子。また本作以降、これまでテレビ番組情報誌・テレビ朝日公式サイト等でしか判明しなかった各話のサブタイトルが、全ての作品で正式に付けられるようになった(サブタイトルが正式に付いていた作品自体は『仮面ライダークウガ』、『仮面ライダー響鬼』といった前例がある)。

本編に登場するライダーの人数は2人であり平成ライダーとしては少なめだが、それぞれのフォームに別の人格が設定されるのが基本なので、あたかも別のライダーのように見え多く感じることがある。

また、映画が多数制作されているため、劇場版限定ライダーが多い。

派生作品においては「時間を渡る」と言う設定と、必ずしも俳優を出す必要が無い事が非常に便利な為、横に世界を繋ぐ『仮面ライダーディケイド』と同じく縦に時間を繋ぐ作品として、仮面ライダーシリーズの接着剤として登場することも多い。

2020年8月14日に東映まんがまつり枠で『仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!』が公開された。

あらすじ

西暦2007年。常に運が悪い青年・野上良太郎は、ある日偶然、時間旅行する列車・デンライナーの乗車券であるライダーパスを拾ってしまい、時を同じくして歴史を改変しようとするイマジンの一人・モモタロスに取り憑かれてしまう。更には自分に取り付いたイマジンとは別のイマジンが起こした騒動にも巻き込まれてしまう。

しかし良太郎は特異点という素質を持っており、他の人間とは違い、自分に取り付いたイマジンをある程度制御したり、ライダーパスを使って仮面ライダー電王に変身する事が可能だった。ケンカもからっきしで気も弱い良太郎だが、とにかく暴れる事だけに興味がある奇妙なイマジン・モモタロスと協力しながら、歴史を改変しようと企むイマジン達と戦っていく。

総合的な評価

主要キャラクターに人気声優を多く起用した事も特徴で、声優ファンを取り入れたことでも名高い。全体的にコメディタッチな雰囲気(あくまで雰囲気の話であって、本筋自体はおなじみの黒靖子によるシリアス路線)もあってストーリー面でも平成ライダーシリーズトップクラスに根強い人気がある。

その人気は衰えておらず、2021年に行われた「全仮面ライダー大投票」においては作品部門と仮面ライダー部門のそれぞれで第1位、音楽部門でも「climax jump」が第5位を獲得というものであった。

本編終了後も映画が制作された他、続編として「超・電王」シリーズが制作された。また、声優を起用している点で本人出演がし易い為、歴代集合やクロスオーバーでは『電王』はほぼ必ずと言って良い程何かしらの形で出番があり、尚且つ目立った扱いをされる事が多く、『スーパー戦隊シリーズ』や『ウルトラマンシリーズ』の声優が演じるキャラクターと比較しても出番の回数・頻度が明らかに多い(オマケに、複数の作品からの客演の際にスーパー戦隊シリーズは様々な作品から客演している中、仮面ライダーは7~8割を『電王』で独占するなんて事も少なくない)。

それに関しては制作側も「見慣れた」と表現をしているので、他の作品と比較しても電王若しくはイマジンを出し過ぎている自覚はある模様で、後述も含めた他のライダー及びヒーローとの待遇の格差にオールOKなファンも居れば難色を示すファンも一定層居る他、綺麗に纏まったゼロノス周りの設定が客演だと無視されている事や後日談を描いている割には肝心な問題は解決しないまま終了(『超・電王』にて良太郎が子供になったままで元に戻らないまま完結してしまった)した事等に対して指摘される事もある。

更に、後の現行作品のアイテムであるレジェンドライダーのアイテムで優遇される事もある。特に顕著だったのがオーメダルやロックシード、フルボトルである。オーメダルの場合は電王系やイマジンのメダルが多数出ている事に加えて何故かデンライナーのメダルまで出ている、ロックシードは電王よりも後の作品である『キバ』や『ディケイド』を差し置いて強化フォームのロックシードが出たり、フルボトルに至ってはビルドドライバーとの連動においてディケイドはベストマッチがあるのだがキバを飛ばして電王のベストマッチがある、「電車」の共通点があるからか戦隊ロボの合体要員にも採用されたが、ソレ以降の玩具では流石に優先順位はかなり下がって他のライダーと扱いはほぼ同じになりつつある(逆に、現行のに近い作品のライダーの方が優先順位が上がっている)。

平成二期以降のライダーの根幹はこの作品で確立されている所があり、ある意味、もはや仮面ライダーの域を超え「電王」独自のジャンルを形成しているとも言える。

しかし、製作側のインタビューにて流石に使い過ぎた結果、訴求力が落ちた(バンダイもモモタロスの立体物を何年か経った後で一般販売した結果がイマイチだった事があった)らしく、ソレ以降は「キャラクターを大事にしていきたい」とも語っており、イマジンの客演が全く無い年も増えて来た。

登場人物

詳細は「仮面ライダー電王の登場人物一覧」を参照。

仮面ライダー

野上良太郎 / 仮面ライダー電王…演:佐藤健

桜井侑斗 / 仮面ライダーゼロノス…演:中村優一

イマジンズ

モモタロス…CV:関俊彦

ウラタロス…CV:遊佐浩二

キンタロス…CV:てらそままさき

リュウタロス…CV:鈴村健一

ジーク…CV:三木眞一郎

デネブ…CV:大塚芳忠

デンライナー

ハナ…演:白鳥百合子

コハナ…演:松元環季

オーナー / 駅長…演:石丸謙二郎

ナオミ…演:秋山莉奈

周辺人物

野上愛理…演:松本若菜

尾崎正義…演:永田彬

三浦イッセー…演:上野亮

桜井侑斗(2007年)…演:岡野友信

イマジン側

カイ…演:石黒英雄

ライダーとしての説明

情報量が多いため、能力・使用マシン等の詳細はそれぞれの別項目を参照。

電王

野上良太郎と彼に憑依するイマジン達が変身する主役ライダー。

本作は五人のイマジンが主人公に憑依してそれぞれのフォームで戦う。

ライダーとしての能力・使用マシンは「電王」に記載する。

ゼロノス

桜井侑斗と彼に憑依するデネブが変身する2号ライダー。

良太郎が住む時代の自分から提供される硬券型パスで変身するが、提供者側の桜井侑斗を知る人物が関わった時の記憶から作る為、変身自体に限度がある。

物語後半では、提供者側の桜井侑斗も変身する。

ガオウ

映画第1作『俺、誕生!』に登場する悪の仮面ライダー。

牙王が、所有者であるオーナーから強奪したライダーパスを使用し変身する。

ネガ電王

映画第2作『クライマックス刑事』に登場する悪の仮面ライダー。

完璧な悪の組織を築こうとするネガタロスが変身する。

幽汽

映画第3作『さらば電王』に登場する悪の仮面ライダー。

変身者により、「スカルフォーム」と「ハイジャックフォーム」になる。

NEW電王

野上幸太郎が変身する次世代ライダー。『さらば電王』以降の映画に主役扱いで登場する。

基本的には幸太郎自身の「ストライクフォーム」を主として戦い、テディを始めとした憑依イマジンを武器に変化させて戦うスタイルを取る。

『鬼ヶ島の戦艦』ではデネブが憑依し、「ベガフォーム」となった。

シルバラ&ゴルドラ

映画第4作『鬼ヶ島の戦艦』に登場する悪の戦士。

自分達の時代を築く為に、未来へ侵攻したオニ一族の兄弟。

G電王

映画第7作『超電王トリロジー EPISODE YELLOW』に登場する仮面ライダー。

時間警察で開発された存在。電王達を排除し自分達の秩序を敷こうとする。

謎のライダー

小学館から刊行された「仮面ライダー電王超ヒーローファイル3」における石森プロが執筆した漫画に登場する謎のライダーで、稲妻がモチーフ。武器は稲妻状の双刃状のデンガッシャー(組み合わせはロッドモードの最後部だけを外した形となっている)。

イマジン軍団を引き連れて電王たちを襲ったが、ソードフォームの「俺の必殺技パート2」で首をチョンパされて倒された。

正式名称は作中でも明かされなかった。

怪人

イマジン

存在しなくなった未来から来た侵略者。

目的は未来を自分達の存在するイマジンの世界にする為、現代の歴史を改変する事。

普段は光球の姿をしており、憑依した人間の持っているおとぎ話のイメージを元とした怪人の姿になって、その人間の願い事を叶えるべく行動する。

ただし、その叶え方はイマジン個人の解釈で且つ強引に遂行し、その報酬として叶えた瞬間、フラッシュバックする記憶にタイムスリップする。

その後、その時代で破壊工作を行いタイムパラドックスを生み、拠点を置く現代を改変する。

ギガンデス

神話の巨人「ギガンテス」+「デス:死」の造語。

イマジンによっては、倒された際に姿を形成するイメージが暴走する場合があり、その際の姿をそう呼ぶ。

イマジンの姿によって形成するギガンデスも変わり、

陸上生物のイメージならベヒーモス型のギガンデスヘル

水生生物ならリヴァイアサンのギガンデスハデス

鳥類やウサギなどの羽・空に関するイメージならジズ型のギガンデスヘブン

となる。

イマジンのイメージが暴走している為、まれに複数のギガンデスが生まれる時がある。

各話リスト

話数 サブタイトル 放送日

1 俺、参上! 2007年1月28日

2 ライド・オン・タイム 2月4日

3 アウトロー・モモタロー 2月11日

4 鬼は外!僕はマジ 2月18日

5 僕に釣られてみる? 2月25日

6 サギ師の品格 3月4日

7 ジェラシー・ボンバー 3月11日

8 哀メロディ・愛メモリー 3月18日

9 俺の強さにお前が泣いた 3月25日

10 ハナに嵐の特異点 4月1日

11 暴走・妄想・カスミ草 4月8日

12 走れタロス! 4月15日

13 いい?答えは聞いてない 4月22日

14 ダンス・ウィズ・ドラゴン 4月29日

15 銭湯ジャック・パニック 5月6日

16 幸福の星、降伏の犯人 5月13日

17 あの人は今!も過去? 5月20日

18 時計じかけの婚約者 5月27日

19 その男、ゼロのスタート 6月3日

20 最初に言っておく 6月10日

21 ケンカのリュウ儀 6月24日

22 ハナせない未来 7月1日

23 王子降臨、頭が高い! 7月8日

24 グッバイ王子のララバイ 7月15日

25 クライマックスWジャンプ 7月22日

26 神の路線へのチケット 7月29日

27 ダイヤを乱す牙 8月5日

28 ツキすぎ、ノリすぎ、変わりすぎ 8月12日

29 ラッキー・ホラー・ショー 8月19日

30 奥さん花火どう? 8月26日

31 愛・ニード・侑 9月2日

32 終電カード・ゼロ! 9月9日

33 タイムトラブラー・コハナ 9月16日

34 時の間のピアニスト 9月23日

35 悲劇の復活カード・ゼロ 9月30日

36 憑かず、離れず、電車斬り! 10月7日

37 俺、そういう顔してるだろ? 10月14日

38 電車の中の電車王 10月21日

39 そしてライダーもいなくなる 10月28日

40 チェンジ・イマジン・ワールド 11月11日

41 キャンディ・スキャンダル 11月18日

42 想い出アップデート 11月25日

43 サムシング・ミッシング 12月2日

44 決意のシングルアクション 12月9日

45 甦る空白の一日 12月16日

46 今明かす愛と理 12月23日

47 俺の最期にお前が泣いた 2008年1月6日

48 ウラ腹な別れ… 1月13日

49(最終話) クライマックスは続くよどこまでも 1月20日

音楽

  • 前期OPテーマ『Climax_Jump』

作詞:藤林聖子/作曲・編曲:鳴瀬シュウヘイ/歌:AAA DEN-O form

後半からはタロスズが歌うDEN-LINER formに変更された。

  • 『Double-Action』

作詞:藤林聖子/作曲・編曲:LOVE+HATE/歌:野上良太郎&モモタロス(佐藤健&関俊彦)

仮面ライダー電王ソードフォームテーマソング。尚、各キャラクター毎に別バージョンが存在するのが特徴で、

スカ調の『Rod_form』、 演歌調の『Ax_form』、ヒップホップバージョンの『Gun_form』、バレエ風の『Wing form』、ピアノ版『Piano form』など電王だけで完結しているのかと思いきや、『Strike form』といったNEW電王専用バージョンや、『Coffee form』といった女性陣が歌うバージョン…挙げ句の果てには劇場版限定ライダー・ガオウのテーマソングである『GAOH form』なんてものまである。この為、電王の代表曲といえば、これを挙げるファンも少なくない。

残念ながら、幽汽、ネガ電王、G電王のバージョンはない。

  • 『Action-zero』

作詞:藤林聖子/作曲・編曲:LOVE+HATE/歌:桜井侑斗&デネブ(中村優一&大塚芳忠)

  • 『Double-Action』の派生曲。仮面ライダーゼロノステーマソング。
  • 『Dance Dance Revolution SuperNOVA 2』の収録楽曲「Poseidon」とかなり内容が酷似しているというのは有名な話。
  • 『Real-Action』

作詞:藤林聖子/作曲:Ryo/歌:野上良太郎(佐藤健)

  • 『Double-Action』の派生曲。ライナーフォームテーマソング。

関連作品

劇場版

  • 『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』

2007年8月4日公開。

  • 『劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事』

2008年4月12日公開。

  • 『劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』

2008年10月4日公開。

  • 『劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦』

2009年5月1日公開。

  • 『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー』
  • 『EPISODE RED ゼロのスタートウィンクル』
  • 『EPISODE BLUE 派遣イマジンはNEWトラル』
  • 『EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ』

2010年5月22日・6月5日・6月19日公開。

  • 『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』

2011年4月1日公開。

  • 『仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』

2018年12月22日公開。

  • 『仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!』

2020年8月14日公開。

※その他、多数の劇場版に本作のキャラクターが客演している。

配信

  • 『「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」meets「仮面ライダー電王」目指せ!ドン王』

2022年3月より、YouTubeにて配信。『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』とのコラボレーション動画。

余談

童話と列車という一見、関係のないモチーフに思われる二者だが、貨物列車の愛称に「桃太郎」や「金太郎」などが存在している。

脚本家が同じ列車がモチーフのニチアサ作品『烈車戦隊トッキュウジャー』とは『仮面ライダー大戦』で共演を果たし、デンライナーとトッキュウオーの合体シーンも披露した。

関連動画

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