概要
初登場は2作目となる『失われし時代』より。ゲーム中仲間に出来るジンを全て仲間にした状態で、アネモス神殿内部へと侵入するとその奥で待ち構えている。倒すと最強の召喚であるイリスを入手できる。
なお、同じアネモス神殿ではカロンという高いダメージと即死効果を持つ召喚も入手できるが・・・。
最強のボス
黄金の太陽にはゲームの進行に関係なく戦うことが出来るボスが多数おり、このデュラハンもその一体で、流れ的には最後に戦うことになるであろうボスである。もちろん、裏ボスが設定されている他RPGのご他聞にもれず当然のようにラスボスより強い。
しかしながらただ強いのではない。もはや嫌がらせに近いその性能はラスボスですら簡単に屠る多くのプレイヤーの心ですら叩き折るほどである。
『失われし時代』では
- 3回攻撃
高レベルボスに多い複数攻撃であるが、当然のように搭載している。ちなみにラスボスも最初のうちは3回攻撃だが、ダメージを与えるごとに攻撃回数は減っていくが、こいつはそんなことはない。
- ジンヘルストーム
プレイヤーの悪夢その1
プレイヤーキャラたちはジンという精霊をセットすることによってクラスを変更したり、パラメーターの底上げをすることが出来るが、ジンを外すとせっかく底上げしたパラメーターやクラスが解除されてしまう。
ジンヘルストームは戦闘に立っている前衛のジン全てを強制的に外すというとんでもない技なのである。(それまでは誰かのジンを1匹だけとか、誰か一人のジンを全部という強制解除を行う敵はいた)
当然ながら前衛のキャラのパラメーターは大幅に下がり、元に戻るまでに最低8ターンほど掛かる。しかも、セットしているジンの内容によってはジン回復中のパラメーターがジン無しの素の状態より低いというケースも。
- ファルミナスエッジ
プレイヤーの悪夢その2
帯電したような巨大なブレードで仲間一人をきりつける技。平均で1000を超えるダメージを出す技で、プレイヤーキャラの最大HPが1999の黄金の太陽においては、キャラによっては一撃で即死ということもありえる技である。
ジンヘルストームでパラメーターが駄々下がりの状態で食らうと、どんなキャラでもまず確実に即死する。
ちなみに、物理ダメージであるためバグ技などを使って防御をカンストさせると2ケタ程度のダメージしか入らなくなる。
- カロン
プレイヤーの悪夢その3
上記にもある高いダメージと即死効果の召喚。前行動としてチャージエレメントという技を使った次のターンに発動してくる。即死効果はプレイヤーに対しても有効であり、一気に前衛3人が即死したというのはザラである。
3回行動のうち、チャージエレメントをしたあとにジンヘルストームで態勢を崩されて、態勢を整えることすら出来ずに次のターンでカロンによって戦列が崩壊し、とどめにファルミナスエッジで壊滅なんてことも。
- 毎ターン回復
毎ターンに350前後のHPが回復していく。このころになるとプレイヤーの攻撃もデュラハン相手では武器にもよるが300前後を与えることが出来るのだが、ジンヘルストームで攻撃力が下がると150程度しか当てられなくなってしまう。また、上記のコンボを食らって態勢を立て直している最中にはろくに攻撃もできやしないので、その間にずんずん回復していくのである。
そのほかにも、いわゆる死の宣告効果の攻撃や防御や攻撃力の強化するエナジーを無効化をしてきたりする。
倒し方
そんなわけでチートみたいな性能を持つデュラハンではあるが、しっかりと準備をして戦いに望めば倒せないわけでもない。
黄金の太陽の武器の一部には必殺技が付属しており、それらが発動すると大ダメージを与えることが出来るため、ダメージソースとして必殺技の発動率を上げる装備をしたりして挑むこと勝利への鍵となる。
また、少々卑怯な手ではあるが、召喚を多用することでのゴリ押しでも倒すことが可能(召喚のダメージは基本のダメージ+敵のHPから○パーセント。パーセントの値は召喚によって異なる)。
『漆黒なる夜明け』では
やはりラスボスより強力なボスとして君臨する。繰り出してくる攻撃は失われし時と同様のものだが、前作に比べればだいぶ弱体化しており、行動も完全パターン化しているため幾分戦いやすくはなった。
ダンジョンの道中でカロンが入手できたり、勝利したあとにイリスを入手できたりするのも前作と同じ。