アメストリス軍中央司令部の軍法会議所に勤務する女性で、マース・ヒューズの部下。
眼鏡がトレードマークで、自分に自信が持てず常におどおどしている。
「本の虫」と呼ばれるほどの読書好きが高じて国立中央図書館第一分館に勤務していたが、逆に読書好きが災いし、仕事そっちのけで本を読みあさっていたため解雇になった。
一度読んだ書物の内容を全て正確に記憶できるという凄過ぎる特技を持っており、人造人間の手で消失したティム・マルコーの研究資料を三日間かけて全て複写。エルリック兄弟に渡しそのお礼としてエドから、ロス少尉やシェスカ自身も仰天するレベルの相当な額の謝礼をもらったらしく病気の母を良い病院に移すこともできたようである。
その後エドの推薦もあってヒューズの部下として(人攫いの如くヒューズに引きずられつつ)軍法会議所に再就職することが出来た。特技を存分に活かして仕事をしているようだが、上司であるヒューズに仕事を丸投げされてぐったりしている描写もあった。
ヒューズの死後は、彼の死の真相を探るマスタング大佐を一時的に匿うなど、協力した。
作中ではちょい役に過ぎないが、彼女の協力がなければエド達は賢者の石の実態を知ることができず詰んでいたので実はシェスカが行った事は長い目で見れば自身が思っている以上の偉業と言っても過言ではなく、物語には欠かせなかったキャラクターの1人。
マルコーの研究資料を図書館ごと丸焼けにして隠滅したと思ってたラストですらどうやってエド達が賢者の石の情報を得たのか疑問に感じていた。
幸いにもラストはそれ以上は追求しなかったものの、ホムンクルス側がもう少し用心深ければシェスカも標的にされていた可能性もあり得た。
原作及び2009年版のアニメではその後の出番はないが、2003年版のアニメではヒューズの死に疑問を持ち人造人間達の謎を独自に調べるため大幅に出番が増えており、途中からウィンリィと行動を共にするようになり劇場版にも登場する。