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概要

1972年3月17日放送。

脚本:伊上勝、監督:松林宗恵、特技監督:真野田陽一

戦前から円谷英二と交流のあった松林宗恵が監督を務めたエピソードの一つ。

登場怪獣

銀河星人ミステラー星人

アテリア星人※言及のみ

あらすじ

ある日、地球に隕石が落下した。休暇で芦ノ湖に行っている郷を除いたMATの面々は隕石の調査に向かうが、隕石から放たれた謎の光線を受け氷漬けになってしまった。

一方、芦ノ湖でレジャーを楽しんでいた郷、次郎、ルミ子の3人は停車している車の中に子供が取り残されているのを見た。両親は買い物に行っているようだが、サイドブレーキをかけ忘れているらしく車が動き始めた。

車にはねられそうになった次郎を助けた郷だったが、車はどんどんスピードを下っていく。助けを求める子供と徐々に加速していく車。このままでは子供の命が危ない。

必死で追いかける郷の前に、一人の男が現れ超人的な身体能力で子供を助け出した。郷はウルトラマンジャックとしての能力で、その男が人間ではなく宇宙で最も好戦的と言われるミステラー星人であることに気付いた。

男にテレパシーを送り、自分がウルトラマンジャックであることを教えたうえでその目的を問う郷。男は自分は地球と地球人を好ましく思っており、湖のそこで暮らしていると答え去っていった。だがそのやり取りは別の男に監視されていた。

住居に戻ったミステラー星人(善)(以下、善)だったが、そこにミステラー星人(悪)(以下、悪)が現れる。先ほど郷と善のやり取りを監視していたのは悪だった。ミステラー星人はアテリア星人と長きにわたって戦争を続けており、善はミステラー星戦闘部隊の優秀なエースだったが戦いに嫌気がさして地球に亡命してきたのだ。

彼の上官に当たる悪は善を制裁すべく地球に来たが、自軍の兵力不足を解消すべく地球人を兵士にしようとする。善の娘のテルミを人質に取った悪は脱走を見逃す代わりに、郷を捕獲するよう命じた。

人間の姿で寮で暮らしていたテルミは洗脳された上野隊員と丘隊員に連れ去らわれてしまった。悪の言っていた地球人の兵士とはMATの事だった。たまたま通りかかった郷が声をかけるも返事をしない2人を見て、2人が操られていることを知った郷はテルミを救出。郷は次郎とルミ子を家に送り届けるが、2人は現れた善に捕まってしまう。

善は郷を呼び出し、地球人は好きだが娘の命には代えられないとウルトラマンジャックに変身するように言う。悪はMATだけでなくウルトラマンも手駒に加えようとしていた。しかしそこにテルミが現れ、彼女から事情を聴いた善は次郎たちを解放する。

だがそこに、巨大化した悪が現れた。善も巨大化しミステラー星人同士で戦いを始める。

しかし悪は善が脱走した後に開発された新兵器MTファイヤーで追い詰めた。善を救うため郷はウルトラマンジャックに変身するが、そこに洗脳されたMAT隊員の乗るMATアローがウルトラマンに攻撃を加える。

苦戦しながらも不用意に近づいた悪の口をウルトラブレスレットで切り落とし、スペシウム光線で悪を粉砕。それによってMATの洗脳も解け、逃げようとした悪の円盤もMATの攻撃で撃墜された。

闘いが終わり、善は再び娘と地球で静かに暮らすことが出来たのだった。

余談

郷が変身するシーンは本編第30話からの流用。