概要
戦隊レッド異世界で冒険者になるの登場人物であり、作中でも最強クラスの女性魔術師。
男っぽい乱暴な口調で喋り、その内容も威圧的であったり煽りだったりとコミュニケーションに難がある人物。
一方で、魔法技術者としての高いプライドと責任感をもつ生真面目な性格でもあり、いわば「隔絶した天才であるがゆえに他人を頼れない孤高」といった一面がある。
作中での動向
作中最大の王国「アヴァルロスト」に、十年前に忽然と現れた魔術の天才であり、たちまちのうちに王家の筆頭魔術師たる「王の杖」の称号を手に入れ、王国魔術界をその支配下に置く。
これにより、もともと「王家の杖」の称号を代々継承していたヒロイン・イドラの実家は没落。
その地位を取り戻すべく奮闘していたイドラが、異世界転移してきたレッドと出会うところが同作の始まりである。
男っぽい乱暴な口調で喋り、その内容も威圧的であったり煽りだったりとコミュニケーションに難がある人物。
初登場時は、イドラの「誰にでも魔法を使えるようにする」という思想を鼻で笑って一蹴した。
しかし、その理由は
「魔法は危険な力であり、素人がむやみに扱っていいモノではない」
「現に、魔法や魔道具を適当に扱うことで毎年何人もの犠牲者が出ている」
「故に、魔法の使用は国が厳重に管理し、高い能力をもった者だけが扱うようにすべき」
という、為政者サイドとしては至極真っ当な理由であり、これを聞いたレッドは「俺たちの世界でも、車を扱うには免許が必要だものな」と一定の理解を示していた。
このように、中世ファンタジーの世界としては驚くほど先進的な価値観の持ち主でもある。
と、このように隔絶した実力と視野をもつゆえか基本的に他者を見下しているが、そういった性格であるがゆえに「素直な好意を向けられる」ことへの耐性が皆無で、イドラに「あんたのこと嫌いじゃない」と言われた時は、反応に困って逃げ出してしまったこともある。
